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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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ESGEダブルレッグスタンド
 今日はMASI Speciale CX UnoにESGEのダブルレッグスタンドを取り付けました。
 この手の自転車にスタンドは邪道であることは重々承知していますが、なにせ私の使い方ではスタンドがないと不便で不便で。それに、普通のセンタースタンドやサイドスタンドでも、立ち方が不安定だったり車体が斜めになって余分に空間を使ってりするのがイヤで、このダブルレッグスタンドはほぼ必須装備になっています。
 実は一週間前に取り付けていたのですが、その時に用意したボルトの長さが足りず長期使用には不安があったので、今日長いボルトを用意してとりつけなおした、といった方がいいですか。
 そして取り出したるは「ミトロイ スタビ六角レンチ 6mm」。前回はコレがなかったのも「長期使用に不安」の一要因だったのです。さて、その理由とは……
(amazonでは右のアフィリエイトより安く同じパーツを売っているページがありますが、輸入代理店が違います。取り付けに必要な新型ブラケットが付属するのはこっちだけですので、注意して下さい)


 最初に結論を書いておきますと、MASI Speciale CXのフレームにESGEダブルレッグスタンドをつけるのは、通常のやりかたでは不可能です。ショップで取り付けてもらおうと思っても断られるでしょうし、かなり自己責任の部分もあります。
 なぜかというと、取り付けのための部品(新型ブラケット)を持ってしても、このフレームに取り付けるためにはかなり大加工が必要だからです。

 加工した部品は右画像の通り。
 左から順に、アルミ鋳造品の「新型ブラケット」。これはフレーム前三角のシートチューブに干渉するので、かなり大幅に削りこんであります。さらに高さ方向に余裕がないので付属ボルトは使えず(ボルトの頭が干渉する)、皿頭ボルトを使うために、ボルト穴周辺を皿加工してあります。
 真ん中にある皿頭ボルトは、長さを測って自分で用意しました。これもフレームとの干渉を避けるために、頭の部分の外径をカットして横から見た時にダイヤモンド型になるように削ってあります。上のブラケットの皿穴部分を見ればわかるように、こうしておかないとボルトの頭とフレームが干渉します。そしてもう一カ所、軸の真ん中あたりをかなり削りこんで細くしました。これは、フレーム後三角の下側(チェーンステーといいます)左右を繋ぐブリッジという部品が、ちょうどこの位置にあるためです。あまりギリギリだと振動等で力がかかってフレームの溶接を壊してしまう可能性もあるので、ここは少し余裕を持ってけずる必要があったのですが、なにせボルトを細らせる加工ですから、ボルト自体の引っ張り強度を下げてしまいます。加減が難しく「自己責任になる」と最初に書いたのはこのためです。
 ボルトが灰色になっているのは、錆び防止塗料を塗ってあるためです。もともとメッキがかかっていた部品なので、削ったまま放っておくと錆びてしまいますから。
 そして一番右に二つ置いてある黒い部品は、これも新型ブラケットの構成部品の一つで、樹脂製のシートチューブ押さえというべき部品です。これはフレームにあてがって干渉する箇所を削っていったのですが、いつのまにかこんなたいへんなことになってしまいました。
 それから、上で紹介したスタビ六角レンチの登場です。
 取り付け部は上方向にまったく余裕のない場所で、この特殊な形状の工具でないときちんとアクセスできません。
 ボールポイント六角レンチでもアクセスできるので、先日取り付けた時はそれで無理矢理締め込んでいたのですが、ボールポイントは(weraのヘックスプラスであろうとも!)トルクがかけられませんから、本格的に作業するにはこのスタビ六角が必要です。weraにもスタビ六角の設定がありますがセットしか売っておらず、そんなに使う工具でもないので今回はバラ売りされているミトロイ製の6mmだけを購入しました。

 本来ならこの後、もういちどスタンドを取り外して「脚を切る」作業があるのですが、それは以前にとりつけた時にやっておいたので今日は省略。

 さて、このダブルレッグスタンドの動作を紹介しておきましょう。
 右写真は畳んだ状態です。真上から見ると、脚部は左側チェーンステーの真下にきれいにおさまっており、走行中ペダリングする足に干渉する心配はありません。チェーンステーとスタンドの足の間に空間があるのは、立てる時に足を入れる必要があるので、このくらい開いていてくれないと困ります。
 スタンドを立てる時にはママチャリの両立スタンドと同じようにちょっとリヤタイヤを持ち上げて、さっき書いたチェーンステーとスタンド脚の間に足を入れてスタンド脚を蹴り下ろすわけですが、このとき、スタンドの右足がタイヤをかすめて右側に開きます。
 右画像は、その「タイヤと一番接近した状態」。スタンド本体が(上で書いたチェーンステーのブリッジのせいで)かなり前に設置されているせいか、この時スタンド脚の先端とタイヤとの隙間は20mm程度。かなり余裕があります。
 そしてこの画像が、スタンドが立った状態。リアタイヤが30mmばかり地面から浮き上がって、フロントタイヤと二本の脚の三カ所でしっかりと自立します。
 このSpecialeCXでは、スタンドを立てた状態でペダルを回すことはできません。左側の脚がスタンドと干渉します。そんなわけで、整備用には別に整備スタンドを用意しています。(Milano号でもLupo号でも干渉したので、むしろ干渉しない自転車の方が少ないと思います)

 というところで、取り付けが終わったスタンドを立てた状態の、自転車の全景です。近所の緑地公園まで走ってから撮影しました。
| https://blog.tsuduki.com/index.php?e=293 |
| 自転車 | 10:31 PM | comments (0) | trackback (x) |

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