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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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JDR2014第3戦に参加してきました!

 3月に開催されたJapanDromeRacing、その後6月にもテストデーが設けられていたのですが、私は仕事が入って欠席に。そして9月、今度はレースが行われるというので、2年ぶりにピストを走ってきました。
 今回、シャシー作りに時間が取られ、また先日のYokomo&ABCスケールカーグランプリの準備とも重なって、ボディを制作することが出来ませんでした。そのせいか、当日会場での写真撮影をする気になれず、私自身が当日撮影したのはこのエントリの最後に使った一枚のみ。トップ画像の集合写真は大会オフィシャルから許可をもらってつかわせていただきました。
 そんなわけで、このエントリでは今年使ったシャシーの紹介をメインにしようと思います。


 今回使用したシャシーは、Yokomo R12(ご存じでしょうが、本来は1/12のピュアレーサーです)を一回り大きい1/10WGTにコンバートするための「無双組 R12WGTコンバージョン」をベースにしました。
 会場の250mオーバルピストは経年劣化で路面がひどくバンピーになっており、サスペンションのストロークが欲しいこと。DDカー用としてそれだけのストロークを確保できるフロント周りはyokomoR12しかないこと(他の参加者の多くが、フロント周りにツーリングカーのサスアームを移植しています)が、このセレクションの理由。
 ただしノーマルのR12のままではそれほどのストロークは稼げません。というわけで、2年前にも使ったロッカーアームを介して左右別々のダンパーに繋げる型式に改造します。
 さらに、リヤもストロークを確保するためにロールダンパー2本を左右に配する型式に……。早い話が、シャシーはR12をベースにするけれど、サスペンションの構成は2年前のTOP Racingベースと同じ形にしたものです。
 無双組のシャシーを入手してTOP Racingのシャシーと比較し、新たに製作する部品の図面を引き始めたのが7月の頭でしたから、改造だけに2ヶ月かけています。
 シャシーから大きく左右に張り出してポリカーボの板が取り付けられているのは、ボディ側面とベルクロで固定する「ボディサイドステフナー」です。高い速度と強い楯Gに対抗するために必要な部品です。
 なお画像のリヤタイヤにすごいトーインが付いているように見えるのは、カメラのレンズの悪戯です。DDカーですから当然リヤタイヤは平行に付いています。
 フロントサスの部品はほぼR12のままですが、ロッカーアームはタミヤTA06用のものを加工して使用。ダンパーはモロテック製(中身はシャフトがチタンコートされている以外はTOP Racing製とまったく同じ)を使用しています。
 ロッカーアームでストロークを約2倍に増やしてからダンパーを作動させているのがキモ。

 リヤサスはTOP Racing製のダンパーを3本使用。自作のダンパーステーはボディマウントステーも兼ねています。
 モーターマウント/アクセルマウントは、TNレーシング製のR12用のオプションを使っています。この製品はモーター取り付け位置からアクスルマウントまでの距離が3mm長く、それだけ大きなピニオンギヤを使用することができます。
 ドロームで一番特徴的なのが、小さなスパーギヤと大きなピニオンギヤ。画像は試験的にピニオン63T、スパー71Tを組んでみたところです。結局、レース当日も最初は子の組み合わせで走ることにしました。(他の参加者の中にはピニオンギヤの方が小さい「増速」状態で走っている人もいます。モーターとかアンプとか、いろんなところのセッティングで最適なギヤ比がかわるので、一概にどれが有利というわけではなくて、パワートレイン全体で観る必要があります)

 最初に書いたように、ボディは製作が間に合わず、2年前のコープスパーティーのボディを使用しました。
 そしてレース当日。
 主催がJDRになっていちばん変わったのが、10分の練習走行時間が3回取られているなど、各人の走行時間がものすごくたくさんあること。そして「予選が終わったらバッテリーの充電も交換も禁止」というレギュレーションがあるので、予選は可能な限り短い周回でいいタイムを出さなければいけないこと。

 3回の練習走行のうち、私がまともに走れたのは1回のみ。他はわりと速い周回でクルマを止めざるを得なくなりました。ベストラップは10.1秒台。
 71/63だったギヤ比を練習走行の途中から70/63に少しだけ上げて、予選に向かいます。
 予選グリッドについた自分のクルマを見て、不自然にリヤの車高が上がってしまっていることに気付いたのですが、後の祭り。予選がスタートします。
 いつも通り中段後方の争いのない辺りからスタートしたのですが、なんだか先行グループの加速がいつもよりゆるくて、1〜2コーナーで集団を抜けだしてしまいました。こうなれば前があいているのですから、1ラップ目にクリアラップが取れるはず。そう思って裏ストレートの立ち上がりからフルスロットルに入れ、1ラップにかけることにしました。
 この作戦は当たり、完全なクリアラップと第4ターンで唯一ギャップのないベストラインを走ることができ、あとで知ったタイムは9.992秒。3番グリッドをゲットしたのです。
 走っている時点ではそれは知りませんでしたが、いいタイムが出たことは確信できたのですぐに走行をやめてバッテリーを温存することができました。

 予選が終わったあと、リアの車高が妙に高かったのを調整しなおし、決勝へ。
 ところがスタートでスピンしてしまい、そのまままともに走れずに第4ターンのギャップに乗ってスピン→外周の壁にクラッシュ→リヤシャフト断裂で終了。あとで思い至ったのですが、リヤの車高は調整しない方がよかったのですね。ストロークが足りなくなってしまったようでした。

 決勝は残念でしたが、シャシーの有効性はわかりました。
 レースは来年も開催されるそうですので、これから細かな問題点を詰めた対策部品を考えはじめることにします。
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| RC(ラジコン) | 08:12 PM | comments (0) | trackback (x) |

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