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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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2010年幕張ホビーショー
 金曜日、業者招待二日目のホビーショーを見てきました。
 今回のホビーショー、RCに関して個人的には目玉新製品はほぼタミヤM06一点のみという少し寂しい感じでした。もちろん他社もいろんな新製品を発表しておられましたが「これは欲しい!」というものがM06だけだったという意味で。
 そのM06の開発に関して、面白い話が聞けたので、メモをかねて簡単にblogにしておきます。



 今回のホビーショーに先立つこと約半年。大阪のABCホビーさんがM06とコンセプトもろかぶりの新製品を発表していました。
 グースという、リヤ車軸より後ろにモーターを配置する2WDのMサイズシャシー。バッテリーが縦置き横置きの差こそあれ、これとまったく同じ駆動系レイアウトを採るシャシーを田宮が発売するにおいて、その開発者はどう感じたのか。
 グース自体は私も購入し、シェイクダウンでレースに参加するという無謀なことをしています。
 リア2輪駆動車としてはものすごく安定した特性を持っていて、操縦するのが非常に楽しいシャシーだ、という印象を得ました。

 それに対して、タミヤのM06開発部の出した回答が、『バッテリー縦置き以外はほぼ同じコンセプトのM06』だったのか? というと、そんなことはなかったようで。もちろん意識はしていて「同じことはしたくなかった」とは言っておられましたが。
 まず驚いたのは、「サーキットでM05Proより遅ければ発売しなかった」という言葉。
 セッティングのスイートスポットは前輪駆動のM05ほど広くはありませんが、決まりさえすれば速い、というのが発売の条件だったようです。
「M05とM06ではコーナーのラインが違うので、レースをすると面白くなると思いますよ」とも。

 ABCホビーのグースについては、「2WDであれだけ安定したクルマを開発されたのはすごいと思いました」とのこと。
 グースはバッテリーを駆動系の直前に配置することで65:35近いリア寄り荷重を実現し、それにより圧倒的なリアタイヤのグリップを稼いで、リア2輪駆動車としてはたぐい稀な安定感を得たクルマ。反面、アクセル入れっぱなしで曲がるような高速コーナーでは大アンダーを誘発することがあり、個人的にはそれをフロントトーアウトで消して走らせている。
 では、バッテリーが縦置きになるM06では、なんらかの「スピン対策」はしたのだろうか。ここを訊ねてみると、
「縦置き横置き両方でテストしましたけど、グースが横置きなので、同じことはしなくなかった」と前置きした上で、「前後の重量配分は55:45程度です」とのこと。M04よりわずかにリア加重が大きい程度だけれど、リア車軸より後ろに重いモーターがあることで、開発初期からM04より明らかに安定方向の特性を示していたようだった。

 リア駆動車の宿命ともいえるリアトラクション不足による巻き(オーバーステア、あるいはその果てのスピン)対策としてM06では、リアサスアーム基部(右画像の赤い線参照)とリアアップライトの両方でトーインを付ける。その角度、合計で3.5度。
 リアサスについてはもう一点、アップライト側のサスペンション軸を延長してダンパーエンドを取り付ける設計(右画像の赤丸内)が、タミヤ純正M車ではじめて実装された。より微妙なセッティングを求めての処理だろう。
 さらに、リアサスのアッパーアームシャシー側の基部を大きく車体中心線に寄せてロワアームとほとんど同じ長さを確保することで、サスストローク時に対車体のキャンバー変動を極小にすることで、強いトーインによるリアの追従性の悪さを補正したそうだ。


 バッテリーを縦置きにしながら一番ホイルベースの短い210mmサイズに収めるのにも苦心したそうで、「ステアリング部分の設計を工夫したのはもちろん、こっちで1mm、あっちで1mmとけずって、やっと入りました。うちは重い大容量ニッケル水素から軽いLiFeまでいろいろバッテリーがあるので、縦置きにすることでそのバッテリー重量の変化の影響も小さく出来ました」と、田宮らしい視点も。(上画像はホイールベースを変更するシステム)


 もちろんタミヤなので、M06Proにも装備されないオプションパーツが発売される。上画像はそのフルオプション仕様。そして、そのなかでも上画像の下半分にならべた3種類が、とくにおすすめだろう。
 モーターマウントとギアボックスプレートは、事実上のモーターガードと言っていい。
 グースで顕著だけれど、RR車は後ろからの追突に極端に弱いところがあるからだ。
 ここの衝撃をギアボックス全体で受けるようにしてくれるこのオプションはありがたい。
 アルミサーボマウントは、背の低いローハイトサーボを使うことで重心を下げることができるようになるアイテム。ロッドの取り回しの面でも、こちらのほうが自然になるのでおすすめ。

 さて、ホビーショー全体の話。
 開場の朝10時に入って、14時くらいまで中にいましたが、今回ほどRC関係のブースにいた時間が短かったホビーショーは過去になかった気がします。
 対して『はやぶさ』や『HTV』『ハッブル望遠鏡』などの宇宙開発関連プラモデル、『マクロスF』『RGシャア専用ザク』などのアニメモデルを発表するバンダイのなど、プラモデルの勢いを感じることができました。
 M06のボディは、なにが発売されるのかなあ。
| http://ripper.sakura.ne.jp/blog/index.php?e=259 |
| RC(ラジコン) | 11:52 PM | comments (2) | trackback (x) |
 自動車工学の設計的にはたぶんグースの方が正しいですよ。M06の設計は、結果的につじつまが合っていても、どこかにしわ寄せが来ている感じはします。
 ただ、グースはRRでギヤ剥き出しなので、砂埃の多い公園で走らせるのはちょっと躊躇するかなあ、と。
| 都築由浩 | EMAIL | URL | 2010/10/18 04:56 PM | unEm38Z6 |

グースは重量配分、M06はサスのジオメトリーで勝負ってことですかね?
実際手にとって見たことはないのですが、M06のほうが走行路面に対する自由度がありそうな気がしますね。

・・・でも、都築さんの一番の興味は最後の一行に尽きるとおもいましたw
| ANIKI | EMAIL | URL | 2010/10/18 02:36 PM | Pz9t7KM. |


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