2017,06,25, Sunday
Facebookのあるコミュニティで、地方ラリーのお手伝いをするボランティアを募集しているのを見かけて、いなべ福王ラリーに行ってきました。 地方ラリーといってもJAF中部近畿ラリー選手権の第3戦にあたる大会です。参加台数も30台を超えていて、なかなか楽しめました。 土曜日の夕方に、サービスパークにもなっているいなべ市の公民館でセレモニアルスタートを行い、そのまま川向こうの公園内道路を使ってシェイクダウン走行。翌日曜日にいなべ市と隣の菰野町とでSSを行うというスケジュールです。 セレモニアルスタートの直前、時間までの間ゼロゼロカーとして走行するラリーカーの助手席を観戦者が体験できる(座るだけですが)というサービスをやっていて、親子連れでやって来ていた地元の子供たちがたくさん並んでいました。 ここのコースは公園内道路だけでなく河川敷も少し走るということで、変化があって楽しめました。シェイクダウンなのにコースから飛び出しそうな勢いで走るクルマがあるのも、お約束。 観戦そのものは無料ですが、パンフレットは500円で販売していました。隣には、ラリー入門をテーマにした同人誌も。両方お買い上げです。 サービスパークは全日本以上にほんわかムードでかなり身近にラリーカーを見ることができます。と、ここで気になったのが下画像の痛車ラリーカー。痛車のラリーカー自体は全日本ラリーでも見かけるのですが、これはゼッケンが「おいあげ!」になっています。つまりこれが公式のスイープカー!? スイープカー(日本のラリー関係者では「追い上げ」と呼ぶことの方が多いようです)は全競技車が走った後にコース上を走行し、競技車が落とした部品やクラッシュなどでコース上に落ちているデブリがないか確認するためのマーシャルカー。ハチ北のヒルクライムで私がやっている役割です。それが、痛車!? と、まあこんな感じで、翌日曜日の様子は▽続きの下に。 日曜日は朝から雨模様の中、ボランティアのコースマーシャルのために菰野町のSS会場へ。 ここのコースは福王神社という大きな神社の隣でもともとゴルフ場だったところで、ゴルフカートが走るために舗装された道を競技に使っているそうです。一応舗装されてはいますが、普段はまったく使われていないためかなり荒れていますし、路肩はすぐにダートな上に前日の夜から雨が降り続けているために、ラリーカーが走れば走るほど路面に泥が出てかなりマッドな状況になっていきました。 ここは神社の駐車場を利用してラリーパークが設けられていて、カレーや中華料理、ピザなどのケータリングがあったり、古いエンジン愛好家の人達のブースが出ていたりしました。 SS観戦場所は二カ所。ストレート(期せずしてこの日は雨で、ウォータースプラッシュになっていたようです)とその先のダウンヒルのS字区間。私はS字区間の方の観客整理をすることになりました。 JAF戦とはいえ地方ラリーにそんな観客なんて来るのかなと思っていましたが、コアなラリーファンだけではなくて地元の人も神社のお祭り感覚で見に来てくれていて、けっこう賑わっていましたよ。雨でなければもっと人出があったろうにと思いました。 この日ラリーカーがこのコースを走るのは3回。私のボランティアはそのうち午前の1回だけの予定だったのですが、えらく人手が足りていないようでその後の2回も別の場所で競技車がSSコースから公道に出るところで誘導をしていました。ラリー関係者のクルマと観戦者用のシャトルバスと競技車が交錯するところで忙しかったですが、ラリーカーが目の前で見られるので楽しめました。 ちなみにこちらの会場では私のPunto号はなぜかラリーレプリカ車と一緒にラリーパーク中央に並べられるという妙な体験もしました。 地方ラリーのマーシャルを少しだけ体験できるということで参加した今回のいなべ福王ラリーですが、競技が想像以上に激しく争われていて楽しめました。優勝したMR-Sは私がマーシャルをしていた下りのS字でドリフトするほど攻め込んでいたのです。 また、クスコがマレーシアから輸入していたプロトン・サトリアネオが走っていたのも、いい目の保養になりました。見た目に反して軽快な動きでした。 会場になったいなべ市と菰野町はこのラリーを観光誘致のためと位置づけて開催に協力してくれているそうです。競技車との距離がすごく近いイベントなので、もっとラリー好きクルマ好きが訪れてもいいのになあと思いました。 |
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