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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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【たまゆら】竹原探訪記(大崎下島編)【聖地巡礼】

 昨日のことになりますが、広島県竹原市という所に行ってきました。
 OVA『たまゆら』、TVアニメ『たまゆらhitotose』の舞台として描かれている場所(いわゆる「聖地」)を実際に見てみたいと思ったのでした。
 深夜に大阪を出発し、山陽自動車道・河内ICを降りて国道432号線を道なりに走ると、そこは竹原市街地です。冒頭の画像は、アニメ作中で印象的に使われている、JR竹原駅の出口の所にある敷石なのでした。
 市役所に『たまゆら』の大きな看板。町を挙げてアニメを応援しようという姿勢がすごい。竹原市では古い町並み保全地区を指定して観光資源としており、『たまゆら』の舞台もその一帯が中心です。



このブログのタイトルは「竹原探訪記」になっていますが、まず向かったのは大崎下島という瀬戸内海の島です。『たまゆら』作中で、私がイチオシのキャラクター桜田麻音ちゃんの故郷という設定になっていて、何度も登場しています。
 そんなわけでクルマは竹原駅近くの「道の駅たけはら」に置いて、自転車で移動することにしました。といっても、自転車らしい距離を走ったのは道の駅から竹原港までの往復くらい(竹原駅からバスがありますのでそれを利用するのがいいでしょう)で、それ以外はあまり実用の役に立たず、「古い町並みを背景に自転車の画像を撮影する」ために持っていったようなものでした。
 大崎下島行は高速船のみで、自転車は電車と同じように輪行スタイルでないと積めないといわれ、やむなく身一つで船に乗ることに。
 アニメで大崎下島に向かう楓ちゃん達が描写されていたのは高速船の舳先へさきかと思ったら、後部キャビンだったようだようです。高速船だから、舳先にはすごいしぶきが飛んでてとても人が立っていられる状況じゃありません。しかも冬場は寒くてとてもいられない。ということで、私は室内で大人しくしていました。
 ちなみに竹原港から大長おおちようまで約40分、1350円です。
 私が乗ったのは9:03発の便。船の中で帰りの便の時間を確認すると、14:02発の便を逃すと肝腎の竹原市内を見て回る時間がなくなるので、泊まらざるを得なくなります。
 大崎下島に行って同じ日に竹原市の町並み保存地域を見て回ろうと思うと、高速船の便は行きも帰りもこの組み合わせしかありません。始発の7時台の便で大崎下島に渡っても何もすることがないし、店が開く11時以降、その日のうちに竹原市街地を見て回れる時間帯に戻ってこられるのは14:02の便だけです。

 大崎下島は、行政区分としては呉市に入るようで、この日記の「竹原探訪」はちょっと外れてますが、同じ『たまゆら』の舞台ということでご容赦下さい。
 大長港から麻音ちゃんの実家があるとされる御手洗までは徒歩15分ほど。大崎下島はみかんの産地だそうで、季節柄道沿いにはみかん直売所がたくさんありました。
 御手洗も町並み保存地区になっていて、寺や神社もたくさんあります。昔から瀬戸内海の海上交通の要所だったそうで、菅原道真や平清盛、幕末には坂本龍馬も訪れたそうです。
 しかし朝の10時ごろに到着しても全く人影はないし、店も開いていません。

 乙女座、その近くの時計屋さん(楓ちゃんのおじいさんが時計を預けていた店)、その他、作中に登場したと思しき場所を撮影すると、もうやることがなくなるし、腹は減るしで……。
 なにしろ大して広くないのだけど道が入り組んでいてわかりにくく、一度通った道がどれだかさっぱりわからなくなります。何カ所かに散策マップが据え付けられているので、参考にしましょう。案内所にはプリントになったものもありますから、開いていたらもらったほうがいいです。


 麻音ちゃん実家『のどか亭』の建物のモデルは『七卿落遺跡』と思われます。無料で公開されている史跡で、旅館でもなければ食事をするところでもありません。(帰ってきてから確認したので外観画像がないです。すみません)

 しかし、作中登場した「あなごめし」を食べられるところはあります。海沿いに生け簀のあるお店、『なごみ亭』です。
 あなごめし1400円。これがものすごく旨いです。麻音ちゃんの声で「おかわりあるよ」とか言われたら何杯でもいけそう。でも一杯1400円なので我慢する(笑)
 江戸みなとまち資料館に入ってみました。入館料は、背中合わせに建っている乙女座と併せて150円ですが、係員さんとかはいません。料金箱にお金を入れるだけで入れます。
ここには江戸時代は海上交通の要所として栄えた様子が展示されていました。その後、乙女座も見学(ここも係員さんとかいません)できます。靴を脱ぐ機会が多いので、脱ぎ履きしやすい履き物がいいでしょう。
 ちなみに、『たまゆらhitotose』第6話に出てきた、幼い頃の麻音ちゃんがいた場所は、幼小中学校跡地の奧にある階段を延々と上っていった先にあります。私は途中の展望広場(観光客の口笛を聞いたところ)まで上りましたが、その上(楓ちゃんと出会ったところ)はあまりの階段にあきらめました(笑)

 というところで、大崎下島編はおしまいです。
 大崎下島は現地では『たまゆら』に関する案内は皆無でした。2012年春公開の『ももへの手紙』の舞台になる(島の名前は変えられていますが)らしく、そのポスターがあちこちに貼られていました。
また『たまゆら』は、作中で使っている建物と内装が実際のものと違っていることが少なくないようです。
『たまゆら』に限らず聖地巡礼をされる方は、現地の方にとっては自分は観光客の一人なのだということを忘れないで、常識的な態度で(たとえば「アニメと違う」といって騒がないように)していただきたいなあと思いました。
 といっても私が行った日は、私以外に「たまゆら目当ての」観光客は二組くらい見かけただけで、一般観光客さんのほうがたくさんおられたのですけどね。

 というわけで、次回「竹原市内編」に続きます。
| https://blog.tsuduki.com/index.php?e=338 |
| 研究(聖地巡礼&電子書籍) | 02:34 PM | comments (2) | trackback (x) |
公園の展望台、上まで行くの大変だったでしょう。
なごみ亭の客室って、赤い部屋ですか?
| 都築由浩 | EMAIL | URL | 2011/12/13 02:26 AM | nzNdjleI |

展望台、一番上まで行きました。
四国のほうまできれいに見えて絶景でした。
なごみ亭のあなご飯もたべました。
聞いたところ一日一組のみ宿泊を受け付けているとのこと。
客室を見せてもらいましたが風情があっていい感じです。
機会があったら宿泊したいところですが、一人当たり約2万円なのが厳しいです。
| 池田武 | EMAIL | URL | 2011/12/12 08:58 PM | 2Yu1rNNs |


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