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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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【たまゆら】竹原探訪記(竹原編)【聖地巡礼】

 昨日に続きまして、『たまゆら』の舞台の探訪記です。今回は、メインの舞台となっている竹原市の景観保存地域。

 予定通り14:03発の高速艇で竹原港に帰りました。復路は風向きのせいか往路よりも揺れが激しかったのですが、こちらも疲れていたので半分くらいは居眠りしていました。

 まずは「日の丸写真館」から。実のところ、同じ建物はあるだろうと思っていましたが、まさか店の名前まで同じ写真屋さんがあるとは思っていなかったのでびっくりしました。アニメで描かれている建物は1階部分が違いますね。お店の中も構造が違うようでした。入り口の右側に映っているショーケースはこんな感じ。こんなたまゆら一色にしちゃっていいんでしょうか?


 竹原市の街並み保存区画は、駐車させてもらっている「道の駅たけはら」のすぐ近くにあります。一度は自転車で行ったのですが、他の人に邪魔にならない駐輪場所がありません。何枚か画像を撮影しただけで、すぐに駐車場に戻って、自転車を置いて徒歩で見て回ることにしました。


 旧笠井邸は「たまゆらhitotose」10話でかおちゃんが「わたしたち展」の会場として借りたところ。無料公開されていて、2階の「わたしたち展」会場の板張りの部屋はアニメそのままの風情を見せてもらえます。一段高くなっているところは掃除されていない状態だったのが、またかえって雰囲気が出ていたりして。隣の和室には『たまゆら』のサイン入りポスターや写真が展示してありました。巨大なさよみ姉の立て看板は、近辺でスタンプラリーが行われた時のもののようです。

 石抱え地蔵は、メインの通りから細い路地に入って、さらに石段を登っていった先にあります。なぜか私は保存地区を離れた市の中心部にあるようなイメージを持っていたので、最初、石段の手前の広場のような所を一生懸命探してしまいました。願い事を書くノートには、私も記入してきましたよ。
 四人がよく立ち寄ってももねこさま出現ポイントでもある普明閣、ほぼろのモデルになった「ほり川」さん(私が行った日は夕方5時から営業という貼り紙がありました)など、見覚えのある場所がたくさんあり、各所に『たまゆら』のポスターが貼りだされています。
 cafeたまゆらのモデルの「茶房ゆかり」さんに「当分の間休業」という貼り紙があったのは残念でした。


 また寒くなってきたので、「江戸そば茶屋 遊山」さんで鴨南蛮そばを食べました。あとで「ほり川」でお好み焼きも食べたいので、軽くそばだけです。1250円。
 「ほり川」さんの開店までまだ時間があるので、「道の駅たけはら」に戻ってみやげ物を買うことにしました。2階には『たまゆら』グッズコーナーもありました。(さすがにここでグッズを買ったりはしませんが)
 帰路の準備として自転車をクルマの中に入れたり、いろいろ時間を潰した後、お好み焼き屋さんの「ほり川」に向かいました。

 お店に入ると、「テーブルですか、鉄板ですか?」と訊ねられます。お好み焼きを食べたかったので「鉄板で」と答えると、『たまゆら』作中では描かれていない店の奥(仕切りになっているのれんは描かれています)に案内されました。
「ほぼろ焼き」はもちろん「とうふババロア」や、四人のキャラクターおすすめドリンクなどがタイアップメニューとして用意されています。私は「ほぼろ焼き」と「麻音のこのお抹茶……ぴゅっぴゅっ♪♪ぴゅぴゅ〜」を頼みました。
「ほぼろ焼き」は広島風お好み焼きにカイワレ大根と鶏そぼろを追加したもの。ソースの味とカイワレ大根の食感とがすごくよく合っていて、美味しかったです。生地がクレープ並みの薄焼きで、オムそばみたいでしたね。
 抹茶のジュースは底につぶあん、上に生クリームがあって、とても甘かった。つぶあんなので10mm以上ある太いストローで飲むのですが、飲み物と言うよりデザートに近かったですね。美味しいんだけど、食事の後にすればよかった。

 というわけで、丸一日かけて『たまゆら』の舞台をめぐってきたわけです。どちらも長い歴史のある街で、景観保存区域に指定されています。
 考えてみれば『けいおん!』の豊郷小学校も取り壊しを逃れて保存されている歴史的な建造物です。こうした建物がアニメの舞台として選ばれるというのはどうしてでしょうか?
 現代劇でありながら、背景にこうした美しい街や建物を配置できるというのが、作品側からのメリットとしてあります。
 そして舞台になる側(この場合は竹原市)にとっては、観光振興策の一環という意味があるようです。『らき☆すた』で有名になった埼玉県久喜市の鷲宮神社の前例があってのことでしょう。
 実際、竹原市はもちろん大崎下島でも、あきらかに「聖地巡礼」とおぼしき観光客に出会いました(私もそうなんでしょう)。
 これは一つの研究テーマとして見ていくこともできるなあ、と思った一日でした。

 ともあれ、とても楽しい一日でした。
 春になったらもう一度行こうと思います。
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| 研究(聖地巡礼&電子書籍) | 11:19 PM | comments (0) | trackback (x) |

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