■CALENDAR■
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<<前月 2024年11月 次月>>
■NEW ENTRIES■
■PROFILE■
都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
■RECENT COMMENTS■
■CATEGORIES■
■都築由浩HOMEPAGE■
■ARCHIVES■
■COUNTER■
total:
since 30.April.2008
■利用規約■
本blog内の個別のページにリンクするのは構いませんが、画像やムービーなどに直接リンクをしたり、URLを使用して自身のページに直接貼り付けたりする行為はご遠慮下さい。
本blogに掲載されている写真、文章等の著作権は筆者およびそれぞれの作者・撮影者に帰属します。無断でのコピーや転載等はご遠慮ください。
  
2008(C) Yoshihiro Tsuduki
  All right reserved.
■注意■
SPAMコメント対策のため、ページを開いた後1分間以内にコメント書き込みボタンを押された場合、コメントが反映されないことがあります。オフ書きされる方はご注意ください。
■OTHER■

京都『超短編企画』編集会議
 昨日は、ホラー作家のの森山東さんが『超短編企画』と呼んでいる企画の『編集会議』に参加するため、お昼すぎに出発して京都に行ってきました。 (この企画についての詳細は、近日中に詳細が固まり次第発表できるでしょう)
 京都には講義のために毎週通っているけれど観光地を見て回る時間なんかありません。会議は16時からと聞いていたので、この機会に『観光地らしい』京都の風景を見ておくのも悪くないと、少し早めに出て会場近くの高台寺あたりを見て回ろうと思ったのです。


 京橋から京阪電車で祇園四条に出て、そこからは歩いて会場に向かうことに。下画像は祇園四条駅すぐ上の四条大橋からiPhoneにて。


 京都南座の前の通り過ぎ、商店街をぶらぶらと東に向かっていると、信号に引っかかった。で、立ち止まるのが何となくいやだったので、右折して石畳の道を南へ下っていく。明らかに観光向けに整備された道路で、左右には喫茶店やら京都らしい小物を売る店やらが軒を並べていて、見ているだけでもなかなか楽しい。意外でしょうが私はこうした小物の店を見るの好きです。買わないけど、店の飾り付けにそれぞれ個性があって面白いから。
 ブラブラ歩いていると『建仁寺』の文字が見えてきました。ついでだから、と入ってみることに。
 いい雰囲気だったので、何かに使えるかもしれないと思って方丈の写真を撮ろうとデジカメを取り出しましたが、ここでショックな出来事が判明。なんと、デジカメのバッテリーが切れています。昨夜「そろそろ充電しなきゃ」と思っていながら忙しさにかまけてやっていなかったのを後悔。そんなわけで、この日の画像はすべてiPhoneで撮影したものなのでした。
 建仁寺の境内を南東方向の出口から出て、元の四条通に戻ろうと歩いていると、正面に塔が見えてきます。


 その構図がすごくよかったのと、その手前に四条通らしい広い通りがあったので、引き寄せられるように歩いて行きました。
 今地図で調べると、どうやら法観寺の『八坂の塔』という塔らしいです。実に美しい。
 塔を撮影してから、四条通に戻ってさらに東へ。数分歩いてから、どの辺りで曲がればいいのかな、とiPhoneで地図を確認すると、またもや大ショック。四条通だと思っていたら別の通り(今、地図で確認すると『東大路通』)で、東に向かっていると思っていたのに南に向かって歩いていたのです。清水寺は遙か北。そこで同じ道を引き返すことに。
 その後、偶然曲がった通りが清水寺の古い参道(清水坂・途中出くわした人力車の引き手さんが、乗客に向かってそう話しているのが聞こえた)で、坂道を登って行くと三年坂に到着。そのまま土産物屋街を抜けて清水寺に到着しました。


 清水寺は観光客と修学旅行生とでいっぱい。そして「七月かよ!」と突っ込みたくなる陽気の中、きつい坂道を上ってきた私は汗だく。そんな状態で清水寺に入っていくと、有名な『清水の舞台』に行く手前の『田村堂(開山堂とも)』が百年に一度の特別拝観とかで、清水寺を創建された坂上田村麻呂公、高子命尊像を拝観。今年は一千二百年遠忌だそう。歴史の数字に気が遠くなる。
 清水寺を出て、iPhoneで会合の会場である『六館堂』の位置を確認する。住所は『二寧坂』になっているけれど、これは有名な『二年坂』のこと。三年坂も『産寧坂』と呼ばれるらしく、たぶん「この坂道でこけると三年(二年)以内に死ぬ」という縁起の悪い口伝を嫌ってのことだろうなぁ、と思いながら、土産物の小物の店を覗きながらさっき上ってきた三年坂を下る。途中、あまりの暑さに豆腐ミルクソフトクリームを食べました。甘さ控えめで豆乳の風味が強く、大変おいしかった。
 下画像はこのあたりのお寺に掲げられていたお言葉。いい言葉です。


 『高台寺→』の案内看板を頼りに三年坂を曲がると、二年坂に入ります。坂道ではなく少し階段。になっているくらいの急坂で、お店のwebサイトの地図によると目指す『六館堂』はこの辺りにあるはずでした。
 しかし見つかりません。喫茶&バーのはずなのですが、周囲にあるその手のお店はぜんぶ店の名前が違う。「まあ、まだ時間はあるから、先に高台寺に行ってみよう」と、二年坂を通り過ぎて行くことにしました。ここも観光客向けの小物の店やら細工物の店やらがたくさんあって、楽しく時間をつぶせました。
 さて、そんな店を覗き覗きしながら、手前にあった「幕末期に特化した」霊山(りょうぜん)歴史館もとりあえずスルーして、たどりついた高台寺。
 どうも本来の寺門とは反対側からアクセスしてしまったようで、建物は広い駐車場の反対側です。霊山護国神社にある巨大観音像が見えますが、高台寺の境内地に入るには駐車場を越えていかなければいけませんでした。
 前日の夜、急に発生した仕事がらみのトラブル対応で五時過ぎまでかかってしまいあまり寝ていなかった(京阪電車の車中で爆睡してたけど)私の足はそろそろ悲鳴を上げていて、それに会合の時間もあって境内をゆっくり見て回るというわけにもいかなそうです。
 なによりもまだ会場の『六館堂』を発見できていないという不安もあり、高台寺はあきらめて二年坂に引き返したのでした。
 途中、『生麩で作った笹餅』というのがおいしそうで我慢できなくなって(単に糖分切れで甘いものが欲しくなってたという説もあり)買い食いしたりしながら、今度は上り坂になった二年坂を再び三年坂に向かいました。
 実は会場の『六館堂』、地図では三年坂との交差点あたりにあることになっていますが、実際は少し下ったところにあります。しかも『喫茶&バー』があるのは店の奥の方で、通りに面しているのはデザインTシャツや今風にアレンジされたかんざしなどを売る土産物店でした。何度も前を素通りしてたのに気づかなかったよ。
 そんなわけで無事に『編集会議』(実際には『企画会議』と呼んだ方が的確な内容)にも参加でき、その後の懇親会ではゲストの小桃さん(宮川町の人気芸妓さんで、私は以前に『花傳』でお会いしたことがありました)の舞いも見ることができました。


 家に帰り着いたのは23時過ぎ。そのまますぐに眠ってしまいましたとさ。
| https://blog.tsuduki.com/index.php?e=126 |
| | 01:30 AM | comments (0) | trackback (x) |

PAGE TOP ↑