2020,02,12, Wednesday
久しぶりに新車のRCカーを購入しました。 タミヤのコミカルホーネット。 第二次バギーブームと呼ばれたグラスホッパー/ホーネット/マイティフロッグ時代に作られた名作バギー(こちらの方も復刻版として販売されています)のコミカル版として、新設計シャシーWR-02にかわいくデフォルメされたボディを載せたキットです。 ジャンル的にはバギーではなく「ビッグタイヤ」と呼ばれるジャンルで、レース用というよりはクセの強い走りやウィリーなどの動きを楽しむクルマです。 で、この記事を書いた方がいいなと思った理由はこれからなんですが、このキットタミヤらしくというかタミやらしからずというか、最初から絶対に入れた方がいいオプションパーツがあります。 OP345 G6-01/WR-02/TL-01 トーインリヤアップライト OP1579 1150ベアリング 16個 「なんで最初からキット標準でつけておかないんだ?」と思ったのはこの二つ。他にもオススメのオプションはありますが、この二つは絶対に最初から入れておくべきです。 トーインリアアップライトは走行安定性をアップさせる為のパーツです。ていうかこれがないとかなり操縦が難しいです。 フルベアリング化は、完成済みになっているギヤボックスを一度分解する必要がありますが、組み立て説明書にはちゃんとギヤボックスの組み立て方も記載されていますので安心です。 ボディ塗装はホーネットらしさを重視して黒基調にオレンジとイエローのラインにしようと思ったのですが、さらに個人的に「黒いクルマ」といえばコレ! のNASCAR #3のイメージを追加。 ステッカーはすべて内貼り(塗装する前にボディ裏面からステッカーを貼り付けておく)しましたので、クラッシュしてもステッカーが削れたり?がれたりすることはありません。 RCのメカには、KOのMC-8を使用しました。 外観がゲーム機のコントローラーみたいですが、ちゃんとしたプロポです。ちょっと電波の到達距離が短いですが、小さめのビッグタイヤはそれほど遠くまで走らせないと思われるのでデメリットはないでしょう。 なによりもこの送信機なら、興味を持って近寄ってきた子供たちに体験操縦してもらえる可能性が高いんじゃないかと思いました。高価そうな送信機は受け取ってくれない子がけっこういるんですよ。 受信機側のコネクタをつなぎ替えることで人気ゲーム「マリオカート」と同じ操縦系に変更するのも簡単です。 画像のリヤホイールが赤いのは、このタイヤがコミカルホーネット標準のものではないからです。タミヤの古いミニクローラー「TLT-1」というシャシーに標準のタイヤで、これが直径もオフセットもコミカルホーネット用のリヤタイヤにドンピシャ。 そしてコミカルホーネット標準のタイヤはオフロードではあんまりグリップがよくないので、部屋に転がっていたこのタイヤを使うことにしたのでした。 本格的なジャンプとかは無理かもしれませんが、路面にギャップがあるところで走らせると格好良く跳ねたりして楽しいクルマです。キャンプに行くときとかに持っていって遊ぼうと思っています。 |
2015,07,13, Monday
これまでRCの世界にありそうでなかった商品として「展示用ダミーシャシー」というのがあります。メーカー向けには以前からあったらしいものが、KillerBodyから市販されています。 春のCORSA DI MACCHINA a NAGANO 2015 Primaveraのホテルで展示した時に使ったのはそれをさらに改造したものでした。 というわけで、Killerbodyのダミーシャシーと、電飾用電源を固定するための簡単な改造を紹介しましょう。 まずはKillerBodyダミーシャシーです。KiilerBody取扱のRCショップなら取り寄せてくれるでしょうが、右のアフィリエイトリンクの通り、amazonでも扱っています。 ただしこのセットには、ボディマウントとホイールハブが付属していません。ホイールナットも、展示用として使うことを考えればアルミロックナットが別に欲しくなると思います。ホイールとタイヤも付属していませんが、これは最初からボディに合わせて選んだ方がいいですよね。 ボディマウントは、シャシー側に穴だけは開いていますので、ストレート型の長いマウント部品が必要になります。私は部屋にあったテキトーなマウントを使いましたが、普通にボディピンで止めるためには長めのものが必要になるでしょう。 「普通にボディピンで止めるためには」というのは、実は私はABCホビーのステルスマウントを使ったからです。これだとボディマウント自体の長さが短くても対応できますし、なにより展示用ボディのそとに突出しないので格好良く展示することができます。 続き▽ |
2015,03,21, Saturday
昨年から主催者が変わったドロームレース、ジャパン・ドローム・レーシング2015の開幕戦に参加して来ました。 集合時間の7時前は雨模様だったのですが、入場して準備をしている間に雨は止み、路面はほぼドライな感じまで回復。イベント中何度か霧雨のようなものが散っていましたが、進行に支障を来すほどではなく、むしろ吹き続ける冷たい風がつらい一日でした。 クルマは昨年9月に製作したヨコモR12+無双組WGTコンパージョン+一部自作パーツのシャシー。昨年走ってみてわかったのは、サスペンションが沈み込んだ時にリヤアッパープレートの先端がバッテリーに接触してストロークが足りない状態になってしまっていたこと。 というわけで今年はこの部分を短くしてリヤサスがフルボトムしてもアッパープレートがバッテリーに接触しないように対策して行きました。 今年のJDRでなにがトピックだったかというと、新しいインディカー用のボディが製作されたこと。 アガルタ・ワークスのメーカー名で一部のショップでも扱っているこのボディ、実はこのレースの参加者が、このレースのために製作したボディなのでした。 というわけでインディカークラスの参加者が急増。いちやく最大勢力に躍り出ました。 いや、ホント、このボディは格好いいです。こんな格好いいクルマがオーバルコースをビュンビュン走るのですから、すごいですよ。 で、今年の私はというと、いつも通りのトラッククラスに参加したのですが、久しぶりにろくに走れない日でした。 続き▽ |
2014,09,20, Saturday
3月に開催されたJapanDromeRacing、その後6月にもテストデーが設けられていたのですが、私は仕事が入って欠席に。そして9月、今度はレースが行われるというので、2年ぶりにピストを走ってきました。 今回、シャシー作りに時間が取られ、また先日のYokomo&ABCスケールカーグランプリの準備とも重なって、ボディを制作することが出来ませんでした。そのせいか、当日会場での写真撮影をする気になれず、私自身が当日撮影したのはこのエントリの最後に使った一枚のみ。トップ画像の集合写真は大会オフィシャルから許可をもらってつかわせていただきました。 そんなわけで、このエントリでは今年使ったシャシーの紹介をメインにしようと思います。 続き▽ |
2014,09,07, Sunday
昨年は雨のためコンクールデレガンスのみの開催になってしまった「Yokomo×ABCスケールカーグランプリ2014」に参加して来ました。 山口美羽カラーのトヨタスポーツ800でコンデレ3位をもらった昨年に続くため壮大なネタを考えていたのですが、2週間後に控えたJapanDromeRacing参加シャシーを作っていてなかなかこちらのボディに着手できず、結局3日前くらいから大慌てで塗り始めたのが、トップ画像にしたSTPペティカラーのセリカLBです。リチャード・ペティがセリカやトヨタ車に乗ったことはないはずですが、この年代のクルマならこのカラーリングは間違いなく似合うはずだと言うことで、作業手順が頭に入っているこのカラーリングにしました。 当日は、早朝こそ厚い雲が上空を覆っていましたが、集合写真を撮る時間あたりには陽が差しはじめ、その後は真夏を思わせるピーカンの中でのレースとなりました。 シャシーの方は前に参加したIRCCからモーターを積み替え、ボディ全幅の関係でリヤハブを薄いものに交換しただけ。 ところが朝に会場に着いてみると、送信機のスロットルトリガーがブラブラになっているではありませんか。 内部でスプリングが外れたのかと思ったのですが、ちょうどKOさんのサポートブースが出ていたので持っていきました。すると、内部で部品が折れているとのこと。急遽展示品のトリガーユニットを貸し出してもらうことになりました。(私が使っているKO EX-1 KIYという送信機は3つに分解できるのが幸いしました) 見ての通り、ボディはABCホビー製のトヨタセリカLBです。 本当は大改造して欧州製の車種にしてしまおうと思っていたのですが、時間がなくて断念。そのあと、つらつらとボディラインを見るうちに、Cピラー下のリアフェンダーに繋がる辺りの盛り上がりとか、アゴ下のエアダムの処理とかがアメ車っぽく見えてきて、それならSTPペティカラーにしてしまおうと思い至ったのでした。 この年代のクルマなら、このカラーリングは鉄板だし。 ヘッドライトだけはリフレクタまで仕込んでありますが(塗装はその他の箇所も抜いてあり、ステッカーで埋めています)電飾は時間がなくてやっていません。 別体の前後パンパーは裏側からミラーシールを貼り込んであるので、パンパー部分をぶつけてもあまり痛んだ感じにならないのがいいところ。 フェンダーミラーとワイパーはHPI製を使用しました。ホイールはタミヤのミニライトのメッキ。 通常ならボディが痛むのがイヤで朝の練習走行はパスするのですが、トリガーユニットを交換したので念のため走っておくことに。と、なぜかステアリングが逆に動きます。前回IRCCで走らせてからそのままの設定なのであり得ないと思ったのですが、とりあえずステアリングをリバースに切り替えて走りました。トリムも盛大に狂っており、どうにかストレートをまともに走れるようにするのが精一杯で練習走行時間が終了。 あとで調べてみると、モデル設定が別のクルマに切り替わっていたのでした。そりゃそうだわ。ということでモデル設定をグースに切り替えたのでした。 その後も走りだすといつも通りのてんやわんやでレースではぶっちぎりの最下位でしたが、大急ぎで塗った手抜きボディにもかかわらずコンデレでクラス2位をもらったので満足です。 「Yokomo×ABCスケールカーグランプリ2014」は来年も開催されるということですので、今度こそちゃんと手を入れた格好いいボディを作って参加したいものです。 |
2014,07,08, Tuesday
Topic of TOOLS 第2回:特殊な六角ドライバー を掲載しました。 今回は特殊な環境下で使用する六角ドライバーの紹介と、「振り角」という言葉についての解説です。 noteで、有料記事になっていますが、全文を無料で読むことができます。 もし記事がなにかの役に立ったり気に入っていただけたりした場合は、購入ボタンを押していただけますと、新しい記事を書くモチベーションが上がったりします。 |
2014,06,26, Thursday
中部国際空港セントレアで開催されるRCカーのレース「IRCC 2014」に参加します。 昨年も参加したこのレース、国際大会を銘打っていますしヨコモなどのメーカーワークスも参加されるのですが、中身はわりとユルいレースで楽しめます。 今年は「MINI 2WDクラス」だけに絞っての参加としました。昨年ダブルエントリーした「1/12 GTクラス」がスポンジタイヤになってしまったので。 シャシーは昨年と同じグースですが、ポルシェボディに合わせてリヤトレッドを増やす改造を施しました。 ワイドトレッド化はサスホルダーをタミヤ製に換装し、ユニバーサルシャフトにはジェネティック用オプションのアルミ製ロングユニバーサルシャフトを組み込むことで実現。 さらにジェネティック用のステアリング系の部品を流用し、ローハイトサーボを使用し、アッパーデッキを自作することで、これまでアッパーデッキの上に設置するしかなかったスピードコントロールアンプをメインシャシー上に移設。低重心化も行っています。 それから今回のレースに備えて、ジャイロ内蔵受信機KR- 212FHGを投入しました。これがすばらしくて、ゲインを適切に調整してあげることで思い通りのラインをトレースすることができるようになりました。 トップ画像にもしたボディの説明は、▽続きの下に書きます。 続き▽ |
2014,06,17, Tuesday
「note」というwebサービスでRCカー向けの工具についてのうんちく話を連載することにしました。雑誌連載記事風に書こうと思っています。 Topic of TOOLS 1 六角ドライバー(その1) 「雑誌連載記事風」というのは、もともとRCカーのいずれかの雑誌に書けないかなと思って考えていたものだから。 キット付属の「最低限の」工具や、100円ショップ・DIYショップで売っている安い工具と、実車用などの高級ブランド工具の違い、RCカー向けに特化して考えると一概に高級ブランド工具がいいわけではないこともある……というような話。 ネタはたくさん考えてあるのですが、実際に書くためには比較や実験のために手に入れなきゃならない工具があったり、いろいろ準備が必要だったりで、少しずつ書いておこうと思います。 なお、連載は「投げ銭方式」の有料記事になっています。 全文を無料で読むことができますが、記事を気に入ったり、少しでも早く次の記事を書くように私にプレッシャーをかけたりしたい場合は、お金を払ってください。という方式です。 よろしくお願いします。 |