2022,04,25, Monday
![]() コロナ禍で延期されていた『第4回クロノスカラーテinハチ北』が開催されました。 今回も私はマーシャルとして参加。しかしながら、いつも来てくれているマーシャルの学生さんたちが、この日は別の場所のジムカーナに参加するため来られないと……。 そのせいで今回はスタート位置のマーシャルが私一人しかいなかったのです。 そこで、いつものロリポップサインを上下させてのスタート合図はあきらめ、一人でやれる形でのスタート作業手順を考えました。 実は参加車両の撮影を忘れていたので、今回はその手順をお見せします。(画像は参加者さんが撮影された動画からスクリーンショットしました) なお、トップ画像は帰路にサービスエリアから撮影したもので、近くではあるけどイベントとはあんまり関係ありません。 ![]() 競技はヒルクライムのタイムアタックなので、登り坂で1台ずつ、一定の時間間隔をあけてのスタートになります。 スタート位置はテント内で、タイム計測はこのテントの前方すぐの位置に機械が設置されています。上画像の競技車両の向こう側に頭だけ見えているのがそのスタート側のタイム計測係で、ゴールにも同じような機械が置かれていて、スタート時間とゴール時間の差から走行時間を算出します。 競技車両がスタート位置につくと、まずスタッフ間通信のボイスチャットでゼッケンを伝えます。競技車両がトラブル等でマーシャルがいないところに止まってしまった時に「ゼッケン※※番が来ていない」ことに気づくために、次に走る車両のゼッケンをコースマーシャルが知る必要があるのです。 同時にリヤタイヤにタイヤ留め(赤丸)を噛ませます。これはサイドブレーキを外した時に後退してしまわないようにするためです。 左手にはストップウォッチ(実はキッチンタイマー/ストップウォッチより数字が大きくて見やすい)を持っていて、これで出走間隔を測っています。 ![]() スタート3秒前になると、左手を前方に軽く伸ばして指(と声)で3・2・1のカウントダウンをします。ここからはキッチンタイマーは見ません。 ![]() スタート時、左腕をさらに伸ばして「スタート!」 これを延々と繰り返していました。土曜日が90回くらい。参加車両と走行回数が増えた日曜は150回くらいでしょうか。 着ているのはレーシングスーツ(耐火服)です。競技が一巡するたびに自分の車でコース上を走ってチェックする(スイーパー)のも私の役割でしたが、今回はスケジュールや他のスタッフ車両が移動するからついでにチェックできる等の理由で、スイーパーとしての仕事はほぼありませんでした。 競技中、いちばん近い場所から観戦できて最高のポジションです。近すぎて爆音で耳が痛いことがありますが(笑) 二日間、今回はトラブルでのリタイヤはあったものの、クラッシュは一台もなくスケジュールは順調にこなすことができました。 参加者同士も走っている時以外は和気藹々と楽しいイベントです。感染症に気を遣うことなくもっとたくさんギャラリーを入れて開催したいなあと思えるイベントでもあります。是非一度観戦に来てください。クロノスカラーテinハチ北の公式サイトはこちら。 |
2020,09,07, Monday
![]() 新型コロナウィルス感染症に弄ばれている感のある昨今、クロノスカラーテ・イン・ハチ北も2回の延期を経て、9月になってやっと開催されました。 といっても無観客試合&参加台数縮小で感染拡大防止のための取り組みもやっております。 さらに、感染拡大防止とは関係なく、今回はヒルクライム競技は日曜日のみ開催。土曜日は近隣の広大な駐車場(スキー客向け)を使用して、定常円旋回やスラロームなどドライビングの基礎スキルを向上するための講座が行われることになりました。 私個人はというと、いつものとおりマーシャルとしての参加を予定していたのですが、土曜日の講座への参加を自粛(主に夕食の懇親会への参加人数を減らすため)し、日曜のみ行くことになりました。 今回のコースは2年前と同じ、県道から分岐して但馬高原植物園まで登る町道のコースです。ただし、荒れていた舗装は夏の間にかなり新舗装になっていて、2年前よりも走りやすいと思いました。 ただ、2本の練習走行の後、本戦1本目が終了したところで九州西岸を通過する超大型の台風12号の影響を受けた大雨が降り始めてしまい、競技はそこで終了。 終了決定後に一度は止んだ雨も、表彰式が終わって解散となった直後にバケツをひっくり返したみたいな降りになったりして、やむを得ないながらも適切な中止判断となりました。 今回はこうした開催形態のため、日曜日はけっこう過密に走行が入り、参加車両をゆっくり撮影している時間がありませんでした。そんなわけで、雨が小止みになった時間帯(表彰式前)に帰り支度途中の駐車場を回って撮影したのが続き▽の下の画像です。(画像多数注意) この他にもシルビア用SR20ターボ搭載のトヨタセリカLBなど、撮影したい車両はあったのですが、残念ながら帰路につかれた後のようでした。 続き▽ |
2020,02,25, Tuesday
![]() モータースポーツの国内B級ライセンスを所得しました。 といっても自慢できるようなものではなくて、普通免許を持っていてJAF会員になり2時間ほどの講習を受ければもらえるもので、実技や試験などはありません。 その講習会の会場になったのが、タイトル画面の大阪市中央公会堂です。あまりに立派な建物なので撮影してしまいました。 ちなみに十年以上前にも一度取ったことがあるのです、B級ライセンス。その時はライセンスを継続保有するのにJAF加盟クラブに所属する必要があって、それで失効させてしまいました。 現在はクラブに所属しなくても継続できるようになりましたし、実は入るクラブのあてもあるので、今回は失効させずに済みそうです。 で、本題はここから。 同じ講習で同時に取れる資格があるのです。モータースポーツ審判員B3級。いわゆるコースマーシャルの一番下の資格です。 ヒルクライム競技などでコースマーシャルの真似事をしているので、JAFの資格も取っておいた方がいいだろうなと少し以前から思っていて、実はB級ライセンスよりもこちらの所得が今回の講習会に申し込んだ理由としては大きかったのでした。 とはいえ特にどこかのJAFのイベントでマーシャルの仕事をやると決まっているわけではないので、そちらの方はまたその内に……ということになりますか。 |
2019,04,21, Sunday
![]() 今年もハチ北に春がやってきて、クロノスカラーテが開催されました。 今回も私はスタートとスイーパー担当。あと、当日になっていきなりパレード走行の先導もやらせてもらいました。 コース上の画像は公式サイトのPHOTO REPORTにたくさんありますので、その他の参戦車輌はこちらでご確認願います。 ![]() パレード走行は競技車が集結した直後の土曜日の午前中。パルクフェルメ(トップ画像がその様子です)になっている兎和野野外活動教育センター駐車場から、木の殿堂→但馬高原植物園前を通ってハチ北スキー場の駐車場までの往復。五十台強の競技車を先導して30km/hで走らせてもらいました。 上の画像はその折り返し地点のスキー場駐車場にて。遠くの山はまだうっすらと雪が残り、周囲には桜が咲いていて、美しい景色の中の気持ちのいい走行でした。 ![]() 今回のコースはスタート位置の斜度と周辺状況の関係で、私の担当部署はスタートから200〜300メートル手前。競技車はここから徐行でスタート位置まで走行し、停止せずにフル加速に入る……という手順でした。このいつもと違う手順に慣れるための練習走行でもあります。 走行は土曜日に練習走行二本、日曜日に練習走行一本と競技二本を行い、二本の競技走行の合計タイムで競います。数台のコースアウトやスピン車輌、トラブルで停止した車輌がありましたが、ドライバーには怪我はなし。 私は、貴重な車輌やなかなかみられないクルマ達を間近で見られて満足の二日間でした。 表彰式と閉会式が終わった後、パルクフェルメから帰路につくドライバーさん達を見送ったのですが、皆さん笑顔で帰っていった下さったのがなによりも嬉しかったです。 というわけで、当日パルクフェルメで撮影したクルマを何台か。 続き▽ |
2019,03,18, Monday
![]() 新城ラリー2018からわずか4ヶ月。全日本ラリー第2戦・新城ラリー2019に行ってきました。 今年の新城ラリーがこの時期に開催されることは、昨年の頭には決まっていました。2019年の秋には同じ愛知・岐阜エリアでWRCの日本ラウンドが開催されるはずだったので、あらかじめ新城ラリーの開催時期がずらされていたのです。 ![]() 昨年の秋になって急転直下日本でのWRC開催が無くなってしまったのですが、全日本の日程はいまさら動かせないのでそのまま春開催ということになったのでした。 今年もPunto HGT ABARTHをCorsa di Macchinaのスイーパー仕様にして、ギャラリーSSの行われる新城総合運動公園内に展示させてもらいました。 今回はドア上部からルーフの縁の塗装が劣化してボロボロになっていたのを、イベントギリギリにカッティングシートを使って見栄えをよくしました。この作業については後日別にエントリを書く予定です。 ![]() イベント直前に『いんりふと2』の発売が間に合ったので、こちらのチラシも配布。さらに4月20〜21日に開催が迫っているCorsa di Macchina 2019の告知も行いました。 それでは今回も、気になった競技車達を紹介します。 続き▽ |
2018,11,04, Sunday
![]() 今年も新城ラリーに行ってきました。会場内のラリーレプリカ車展示に混ぜてもらってPuntoを展示、拙著『いんりふと』の広報看板とチラシ配布も行いました。さらに、新城市のボランティア要員として会場内交通整理もやってきました。 ![]() 車両展示の様子は画像のとおり。昨年の展示場所は今年はサービスパークとして使われていて、我々がいたのは丘一つまるまるを占める新城総合公園の頂上である展望塔のある広場。登ってくる階段はたいへんな心臓破りでしたが、それでもたくさんの方が観にきて下さいました。 ![]() ![]() ここからは個人的に注目していたクルマたちを。 ギャラリーSS内を失踪するアルファロメオ2000GTV。かっちょよすぎ。 ![]() 続き▽ |
2018,04,30, Monday
![]() 2018年、若狭ラリーに変わって全日本ラリーとして開催された丹後ラリーを観戦に行ってきました。 今回はSS観戦は予約せずにサービスパークとラリーパークでのんびりするつもりであんまり予定とか調べずに土曜日の朝から行ったのですが、ラリーパーク&ギャラリーステージ会場の「道の駅 丹後王国」に行ってみても特になにかイベントをやっている様子はありません。 あ、ちなみにラリーパークというのは観戦者向けの食べ物屋台とかグッズ売り場とかが並ぶ場所のことです。 ここではじめてイベントスケジュールを調べる私。<あまりにも無計画 なんとギャラリーステージもラリーパークも日曜のみ。土曜日はSS観戦はやっているものの、それは私は予約していない。 そこで見に行ったのはサービスパーク。ていうか土曜日はここしか見るところがなさそうなのでした。ちなみにサービスパークというのはラリーカーのピットが集まっている場所です。ラリーではかなり近距離からラリーカーやピット作業を見ることができます。 なのですが、私の行った時間が悪くてほとんどラリーカーがいません。偶然耳に入ったマーシャル達の会話によると、ちょうどリエゾンの途中で出払っている時間なのでした。 それにしても、なんだかいつもの全日本ラリーよりサービスパークがこぢんまりしている印象です。いや、広さは十分にあるんだけど空き地が広いというか。 全戦ポイントではない全日本ラリーのこと、どうやらけっこうな数のチームがこの丹後ラリーをスキップしたようでした。 そんななか、ピットに帰ってきた何台かをピックアップしてみました。 ![]() 個人的にはやっぱりマーシャルカーに目が行ってしまいます。 ゼッケン00のクルマはゼロゼロカーと呼ばれ、競技車が走る前にコース上の安全確認とギャラリーに「これから競技車がすごいスピードで走ってくるからコースに近づくな」という警告のために走ります。 このラリーでは見ての通りフィットのラリーカー仕様が走っていました。格好いいですね。 ![]() 奴田原・佐藤組のADVANカラーのランサー。ラリー会場のサービスパークはトップチームでもこんなシーンが間近に見れるのがいいですね。 ![]() ライレー・エルフは1960年代のイギリス車。miniをペースにトランクのあるセダンスタイルボディを持つ高級車として開発されたクルマだそうです。はじめて見ました。 で、実は私は結局土曜日のラリー観戦は諦めて、お昼前には舞鶴の海上自衛隊基地を見に行くことにしたのでした。 続き▽ |
2018,04,23, Monday
![]() 2016年にテスト開催されたきり、集中豪雨による道路崩落などで2017年には開催できなかったヒルクライムイベント「Cronoscalate in Hachikita」が、この春やっと帰ってきました。 今回は、前回のコースになった県道を曲がったところから観光施設「たじま高原植物園」まで道路を封鎖しての開催となりました。下画像の「たじま高原植物園」駐車場が参加車のパドックとなります。私とPunto号はスターター&スイーパーとして参加です。 ![]() 新たに投入したのは下画像のフラッシュライトです。前回使った自作のフラッシュライトは室内設置しかできないためリヤガラスを通すとどうしても光量が足りず、陽の光の下ではフラッシュが見えないという致命的な欠点がありました。 そこで今回は市販のフラッシュライトを一部改良(防水処理、配線の長さを調整・コネクタを追加、ブラケットを自作)して投入したのでした。 ![]() リヤガラスに両面テープで貼り付ける形式になるため、走行時の振動で落っこちたりしないか多少の不安がありましたが、当日はかなり荒れた路面にもかかわらず問題なく動作しました。 イベントは土曜日に2回の試走、日曜日に試走1回と本番2回を走行し、2回の合計タイムを競うというもの。土曜日の夜には懇親会も開催され、競技の待ち時間も含めて参加者同士のクルマ談義・交流がすごく好評なのです。 参加車輌は年式も排気量もまちまちですが、かなり細かくクラス分けされていてクラスごとに激しいタイム争いが展開され、大きなクラッシュもなく無事終了。 それでは▽続きの下にはバラエティ溢れる参加車から私が選んだ数台を。 続き▽ |