2015,07,13, Monday
これまでRCの世界にありそうでなかった商品として「展示用ダミーシャシー」というのがあります。メーカー向けには以前からあったらしいものが、KillerBodyから市販されています。 春のCORSA DI MACCHINA a NAGANO 2015 Primaveraのホテルで展示した時に使ったのはそれをさらに改造したものでした。 というわけで、Killerbodyのダミーシャシーと、電飾用電源を固定するための簡単な改造を紹介しましょう。 まずはKillerBodyダミーシャシーです。KiilerBody取扱のRCショップなら取り寄せてくれるでしょうが、右のアフィリエイトリンクの通り、amazonでも扱っています。 ただしこのセットには、ボディマウントとホイールハブが付属していません。ホイールナットも、展示用として使うことを考えればアルミロックナットが別に欲しくなると思います。ホイールとタイヤも付属していませんが、これは最初からボディに合わせて選んだ方がいいですよね。 ボディマウントは、シャシー側に穴だけは開いていますので、ストレート型の長いマウント部品が必要になります。私は部屋にあったテキトーなマウントを使いましたが、普通にボディピンで止めるためには長めのものが必要になるでしょう。 「普通にボディピンで止めるためには」というのは、実は私はABCホビーのステルスマウントを使ったからです。これだとボディマウント自体の長さが短くても対応できますし、なにより展示用ボディのそとに突出しないので格好良く展示することができます。 で、中身は上画像の通りシャシーが四分割になっていて、全幅とホイールベースが調整できるようになっています。一番小さい状態に組み立てれば、190mm幅のツーリングカーに適合します。古いタミヤ用で186mm幅のボディの場合は、4mm厚の薄ハブを用意すればギリギリツライチに収まります。 添付部品の中にホイールハブっぽい部品がありますが、添付部品の先にピン溝に収まる凸部がモールドされているので、ここに通常のツーリングカー用ホイルハブを付け足して使用します。(右画像参照) 「このハブを省いてしまえばもっと幅の狭いシャシーにも適用できそう」というのは、実は無理です。画像の通り、ホイールの内側に壁がモールドされていて、4mm薄ハブ使用でもこの壁にタイヤ内側が接触しています。なので、186mm以下のボディに適用するにはかなり大手術が必要になると思います。 つぎは改造箇所です。 四分割のシャシーを接合するにはシャシーの止めネジだけでは少々剛性不足なのか、キット標準では小さなポリカーボの板が添付されていて、シャシー中央上面に当て板し、何本かのネジで固定するようになっています。 しかし私の場合展示車にはほぼ100%電飾されていますので、電源を内蔵できるようにした方が便利です。 というわけで、ストレートパックを固定するためのバッテリー押さえを設けました。 といっても、上で書いたポリカーボ板の代わりに、タミヤ楽しい工作シリーズのユニバーサルプレートを固定し、両面ベルクロで縛れるようにしただけ。バッテリーの下になる部分にネジの頭が来る場合はユニバーサルプレートに皿ビス加工をしてあります。 オレンジ色の丸い部品はユニバーサルプレートに付属のプラリベットで、バッテリーが前後から滑って抜けないようにするためのストッパーです。 これにさらにディーンズコネクタからサーボ用の3ピンコネクタに変換するためのケーブルを作りました。電飾は基本的に6Vで動作するようになっているので、変換ケーブルの途中には抵抗を入れて電圧を落とすようにしています。 同じ仕様のダミーシャシーを2台製作しましたが、できればMシャシー用にも同じようなダミーシャシーが欲しいですね。各メーカーの皆様、どうでしょうか? |
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