あまりに突然のことでここに書く気になれなかったのですが、やはり書いておかないといけないことなので、遅くなりましたが。
ライトノベルだけでなく時代小説や架空戦記など、多数のジャンルで活躍されていた作家の中里融司さんが亡くなられました。
日本SF大会をはじめとする数々のイベントで、よくお目にかかっていました。ほとんど身内の集まりとしか思えないような少人数の、しかも東京からだと往復だけでも大変だろうと思えるようなイベントでも、気さくに参加されて楽しそうに笑っておられました。
私と同じく池波正太郎作品が大好きで、岐阜長良川河畔で開催された2004年の日本SF大会では、夜中に一緒に鵜飼い見物の屋形船に乗り込んで「ああ、これは鬼平の世界だねぇ」と酒を呑みました。
自分の作品が大好きで、よく主人公のセリフをご自分で口にされては、次作の構想を話してくださいました。
最近はご病気でつらそうな時もありましたが、それでも5月に秋葉原で開催されたライトノベル・フェスティバルにフラッと入ってこられて、突発で読者とのお茶会に参加され楽しそうに話されていました。
享年52歳。
まだまだたくさんの小説の構想をお持ちだったことでしょう。残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。
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| 03:15 PM |
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