2010,01,23, Saturday
小説のネタ本として読んだ本ですが、非常に興味深かったので、古生物学の本を紹介します。
『ワンダフル・ライフ?バージェス頁岩と生物進化の物語』スティーヴン・ジェイ グールド (ハヤカワ文庫NF) 『カンブリア紀の怪物たち?進化はなぜ大爆発したか 』サイモン・コンウェイ・モリス (講談社現代新書) 「カンブリア紀の大爆発」あるいはその時代の軟体動物の化石が多数出土した「バージェス頁岩」については、非常に興味深い生態系ですのでそれだけでSF小説のネタにできるほどなのです。特に、地球外生命体の生態系を考えるときにとても参考になるので、私にとっては欠かせない勉強なのですよ。 そんな資料の中でもこの二冊はかなり新しいデータを元に書かれており、しかも進化論に関して対立する仮説に基づいて書かれた相互補完関係にある本といっていいでしょう。 できれば二冊併読されることをおすすめします。ただし、続き▽に書いたことには注意して。 続き▽ |
2010,01,04, Monday
新年早々、Amazonから届いた本。資料本として購入したのですが、実に面白くてここで紹介したくなりました。
この本についての興味は、比較神話学的な側面からくるものでした。 『アマテラスーツクヨミースサノオ』に代表され、日本の神話に散見される「三柱セットの神の中位に『ほとんど事績のない神』が存在する」というパターンについて考察された書物と言うことで、おそらく本書で解説を書かれている吉田敦彦氏の著書のどこかで目にしたことがあったのでした。 その本が1999年に文庫になっていたことを知ったのが、昨年末。(ひどい話だけど、書名を知った頃にはインターネット書店なんて物はなく、そんな立派な本は古本屋で偶然にでも出会わない限りすぐには手に入らないだろうと思い込んでいた)すぐに発注して、1月の2日に届いたというもの。 著者の河合隼雄氏は臨床心理療法士であったことすら、この本ではじめて知りました。(『市井の神話研究家』として紹介されていたから) ところがこの本、読んでみると実に面白い。ので、ある種のネタバレを含みつつ『続き▽』の下に紹介します。 続き▽ |
2009,07,29, Wednesday
今年は世界天文年と言うこともあってか、宇宙ネタ天文ネタの話題が多いです。
そんなわけで、一応宇宙作家クラブに所属していることもあるし、宇宙ネタの書籍を2冊紹介。 どちらもビジュアル重視の大判本なので高額なのですが、それだけの価値のあるすばらしい本ばかりです。 続き▽ |
2009,06,22, Monday
あまりに突然のことでここに書く気になれなかったのですが、やはり書いておかないといけないことなので、遅くなりましたが。
ライトノベルだけでなく時代小説や架空戦記など、多数のジャンルで活躍されていた作家の中里融司さんが亡くなられました。 続き▽ |
2009,03,15, Sunday
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2008,07,28, Monday
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2008,07,26, Saturday
DAICON7オプショナルツアーの最初の予定になる水陸両用バスによる大阪ダックツアー。いきがかりでオプショナルツアー担当になった関係で手配やらやってたのに、私自身は実際には岸和田の会場の前日搬入に立ち会う必要があるためにツアーには参加できないってわけで、悔しいので先に乗ってきました。
続き▽ |
2008,07,20, Sunday
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