今年は世界天文年と言うこともあってか、宇宙ネタ天文ネタの話題が多いです。
そんなわけで、一応宇宙作家クラブに所属していることもあるし、宇宙ネタの書籍を2冊紹介。
どちらもビジュアル重視の大判本なので高額なのですが、それだけの価値のあるすばらしい本ばかりです。
まずは左側の裳華房の『写真集 太陽』から。
先日の皆既日食で一躍注目の的になった太陽。実は今、太陽活動の縮小が注目されています。
もともと太陽活動は11年周期で拡大と縮小が繰り返されているのですが、その周期が長くなると太陽活動が非活発化するらしい、というデータがあるそうです。
で、今まさに、11年周期なら極小期から上昇に転じるはずの太陽活動が、未だに上昇していない??もしかしてこのまま活動周期が延びて太陽活動が縮小ぎみになってしまうかも……と。
地球環境破壊による温暖化がよく問題になっていますが、それとは逆に太陽の活動が小さくなって温度が下がるかも……という話です。
そんな太陽のことがとても詳しく書かれた本。もちろん写真集ですからたくさんの写真(可視光ばかりではなく、研究目的のいろんな画像を含む)が掲載されていて、著者の太陽に対するこだわりが伝わってくるような面白い本です。
おすすめ。
もう一冊の『星の地図帳 太陽系大地図』は、太陽系の惑星衛星の最新の様々な画像が詰まった本。
まさに地図帳。
それが、なかなか名前すら聞くことがないような小さな衛星まで紹介されているのですからたまりません。
太陽系には8つの惑星と、たくさんの小惑星や衛星があるわけですが、そのどれもが他にない特徴を持った星であることがよくわかります。
ということで世界天文年の今年。
宇宙の話題で話すにも、こうしたちゃんとした本を読んでおくとひと味違うトークが繰り広げられるかも知れません。
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| 03:02 AM |
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