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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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Sci-Fi三昧
 さて、4月1日から放送が始まったSci-Fiチャンネルである。
 実のところ、すっかり忘れてしまっていたのだけれど、土曜の夕方ふと思い出して久しぶりにX-Fileの1話を観てしまった。そしてさっきから3本連続で新作の第1話を観ていたのでした。



『スレッシュホールド』
 地球にやってきた地球外知的生命体と接触し、彼らから地球を守る目的で集められた五人(傭兵を含む)のスペシャリスト。みなそれぞれに変わり者という設定なのだが、一話を見る限り「キャラが立ってないなぁ」という感じ。
 一番残念なのは、このテの作品(要するにパルプSF臭のする作品)に不可欠な「お色気」要素がないことだ。
 一般的な意味でのお色気ではない。『X-File』のスカリー捜査官にあったような色っぽい雰囲気といえばわかりやすいだろうか。
 一応スペシャリストのリーダー格の女性はそれを狙っているのだろうけれど、ちょっと外してしまった感は否めない。
 一話だけではエピソードが終わっていないのでもう少し様子を見るが、なにしろ海外TVドラマが見切れないほど放映されている昨今、そういつまでも付き合う余裕はなさそうだ。

『ジェリコ』
 主人公が故郷に帰ってみると、近くで核爆発とおぼしきキノコ雲が……というシーンからはじまるパニック群像劇。群像劇だけにストーリーははじまったばかり。キャラの配置からすると面白くなりそうだが、1話ではほぼキャラクターを並べるだけに終わってしまって、どういう切り口でストーリーを進めるのか見えてこなかった(この状況ならたとえば『LOST』のようにキャラクターごとの過去を語っていくやり方もできるし)から、面白くなるかどうかはまだわからない。

『ナイトストーカー』
 名作『事件記者コルチャック』を現代を舞台に復活させた作品。この三本の中では一番面白かった。連続殺人を犯す「獣」の姿を最後まではっきり映さないあたり、「作り手がわかってる感」があってよかった。しかもコルチャックが怪しい怪しい。

 あと残る新作は『ユーレカ』か。番宣を見る限り、これも面白そう。
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| | 04:35 AM | comments (0) | trackback (x) |

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