そもそもは、Appleが発売したKeynote for iPadが、Mac版のKeynote09に完全対応(Keynoteで作ったプレゼンを完全に再生できる)していればこんな面倒なことはなかったのです。純正のくせに中途半端なアプリを発売したAppleには十分反省して、一刻も早く完全対応版にアップデートしてもらいたい。
※一応説明。「Keynote」というのはApple純正のMacintosh用ソフトウェアで、MicrosoftPowerPointにあたるプレゼンソフトです。
さて、何の話かというと、iPadをディーラーズルーム(同人誌即売会のようなもんだと思ってもらえばいいです>わからない人)の書籍紹介ディスプレイとして使用しようと買う前から考えていて、Keynoteがあればそれが簡単にできると思ってたんですね。
ところが、前述の通りKeynote for iPadはMac版のKeynoteに完全対応ではなかった。よりによって、秒数指定で自動的にページを切り替える機能に対応してなかったのでした。
これではまったく使えない。
早々にKeynote for iPadには見切りをつけ、他の方法を模索しました。
・ムービーに書き出して再生する → ループ再生が設定できず断念。
・デジタルフォトフレーム機能を使う → 切替が最長20秒では使えません。
・htmlで書いてrefreshでページ切り替え → wifi環境がないと使えません。
まとまった数のhtmlと画像ファイルを内部に保存してブラウズできるようなアプリがあればよかったのですが、いくら検索してもそれは発見できず、やっと探し当てた「ローカルに保存したホームページを見る」アプリは、他htmlファイルへのリンクには対応していませんでした。(あくまで長文のホームページをとりあえず保存しておいて後で読むためのアプリなので)
一時は自分でアプリを作るかと思ったわたしですが、いくらwebkitを使えば簡単そうだと目星をつけられても、Object-Cがどうにも取っつきが悪くて、他にもやらなきゃいけないことがあるのに、SF大会に間に合うわけもなく。
というわけで、前述の単一htmlファイルを保存するアプリで、同様の機能を実現すべく、JavaScriptで画像のVisibility属性を切り替えるhtmlファイルを作りました。「一定時間ごとに新しい画像を読み込む」ではアプリが保存した時の画像しか表示できないので「画像自体は最初に全部読み込んでおいて、可視属性を切り替える」方法です。
これで、画像切り替え間隔も自由自在に調整できるようになりました。 下画像は、切り替わる画像から4画面を選んで貼り付けたもの。
こうなると次はKeynoteを使っていたら最初から実現できなかった機能を実現したくなる。
『画面の右隅にタッチしたらループを一旦停止。メニュー画面に切り替わって、小さい表紙画像にタッチでその本の紹介画像が表示される。1分後に自動的にループ再開』
というもの。もちろんhtmlはもとのファイルと同じで、JavaScriptだけで実現しなければいけませんな。
とはいえこの機能は優先順位は低いので、他にやることが片づいたらやるということで。
それにしても、AppleがKeynote for iPadを完全版で発売してくれていたらこんな手間は……
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| 07:19 AM |
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