あの6月6日に起こった「個人的な出来事」です。これもまた気分の悪いことなのでいやな人は続きを読まないでください。
自転車盗まれました。
大元帥のことがあって(冴子先生のことはこの時点ではまだ知らなかったのです)、さんぽさんが呼んでくださったので梅田に行く前に、
「酒が入るから今日は乗って帰れない。もうちょっとマシな駐輪場に入れとこう」とTESTACH号を縛り付けてあったガードレールのところに行くと、きれいさっぱり消えていました。
汗のしみこんだヘルメットと、たぶん切断したのであろうワイヤー錠も残らず消えていたので、まるでその日は朝からTESTACH号に乗っていなかったかのような錯覚を起こしたほどです。
ていうか、大元帥のことがあってすでに悲しみの感情の許容量を超えていたようで、盗まれたことに気付いてもなんの感情も沸いてきませんでした。しいてその時の感想を上げるなら、
「もうどうでもいいや」
です。
火曜くらいからやっと、これではいかんと思い直して、盗まれた場所の所轄である西警察署へ行ったり、買った店に行ってフレームのシリアル番号を調べてもらったりしていて、明日盗難届を提出することになっています。
別に警察が見つけてくれるとは思っていません。自力で(ネットや中古自転車店とかで)見つけたときにやりとりがスムーズにできるように、との布石です。ほぼあきらめていますが。
なにしろ未だに感情のコントロールが上手くできてないようで、この件に関しては怒りも悲しみも後悔もぜんぜんないのです。ただ、代替機を買い直さなきゃいけない金銭的負担が大変だなぁ、とだけは思うのですが。
この「感情のコントロールが上手くできてない」というのが大問題で、マンガを読んでも映画や海外テレビドラマを観ても面白くも楽しくもない。抱く感想といえば「ふ〜ん」だけ。
まあそんな症状も、かなりマシにはなってきました。マクロスFのCD『娘フロ。』を聞いていて、『ダイヤモンド・クレバス』の
♪さよなら さよなら 何度だって
自分に 無情に 言い聞かせて
のところでボロボロ泣けてきたりするのですが。
いや、むしろ泣けるところまで感情が戻ってきたと思うべきなのでしょう。二日ほど前までは言い方向にも悪い方向にもまるで感情が動きませんでしたから。
そんなわけで、もう1週間になるのですが、ぜんぜん立ち直れないでいます。この感情の底なし沼から抜け出すのには、もう少し時間が必要なようです。
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| 01:49 AM |
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