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2017,03,18, Saturday
![]() 3月半ばの土日を利用して、伊豆半島に行ってきました。一日目は東側の熱海市と伊東市にある『あまんちゅ』のロケ地を回ってきたのです。 ![]() 『あまんちゅ』の舞台はだいたいは熱海市街地にありましたが、いちばん重要と言える海の家『海人屋』は、伊東市にある汐吹岩近くの海岸がモデルと言われています。 ここは「汐吹公園」という公園になっていて、小さいながら駐車場も併設されています。作中と違い、道路からはかなり下りていかないと海岸に着きません。 また海岸から見える岩の様子は似ているのですが、浜は作中で描かれていたような小石の多い礫浜というよりは、もっと大きい岩だらけの「磯」と表現したくなるような浜でした。コンクリで造られている歩道から浜に下りるとちょっと歩きにくいので、最低限スニーカーを履いていくことをお勧めします。 「汐吹岩」というのは、潮位と海流の具合でうまいこと潮があたると、ちょうどクジラが汐を噴くような感じで岩から上方向へ海水が吹き上げる様子が見られることからそう呼ばれているそうです。 浜から突き出た岩のモデルはの汐吹岩として、浜そのものの姿は後述する別の場所から持ってきたんじゃないかなあと思いました。 ![]() この汐吹岩の北側に「海女の小屋」という海鮮丼が売り物のお店があり、これが名前からもわかるように『海人屋』の元ネタと言われています。といってもここはドライブイン形式のお店で、作中にあるような浜にある海の家とは違いますが。店内にはぴかりの等身大POPやポスターも置かれていて、『あまんちゅ』とコラボしたメニュー(もちろん豚汁付き)も用意されていました。 このお店の前の浜がまさに作中で『海人屋』がある感じの小石ばかりの浜だったので、ここの浜を汐吹岩の南側に移動させた感じで設定されたのではないかなと思いました。 ![]() 続き▽
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2016,10,16, Sunday
![]() ほぼ1年ぶりの高岡市訪問となりました。『ゆるゆり』のTV版第3期『ゆるゆり さん☆ハイ!』の舞台を巡るためです。 前回高岡に訪れた時はTV版3期の放送途中だったので、その風景が実在の場所かどうかわからず(2期までは少なくとも高岡市の景色ではなかった)映画版の『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』の舞台だけを見て回ったのでした。 『ゆるゆり』はTV版2期までは舞台は高岡とされていながら実際の風景は現地のものではありませんでした。実際、2期に登場したメインキャラの最寄り駅は木造の田舎の駅っぽいデザインだったりしました。 第3期の前の映画版からアニメーション制作がTYOアニメーションズに変わって、実際の高岡市周辺の風景が使われることになったようです。 というわけで高岡周辺のロケ地ですが、大きく分けて3つのグループに分けられます。 まずは、前回訪問時には「軽巡洋艦神通の艦内神社・射水神社」として紹介した古城公園です。ここはOPアニメーションと第12話の花見のシーンの舞台になっています。 ![]() このお堀を渡る赤い橋(朝陽橋)を望む石段は、OPに使われています。あかりとちなつのカットですね。同じ朝陽橋は12話にも登場しています。 ![]() 古城公園の三の丸、高岡市民体育館のすぐ前にある公園案内所は、OPで向日葵と櫻子のカットの背景になっています。『三の丸茶屋』の看板はたぶん飲み物の自販機とかあって休憩所的にベンチとかも置かれているからでしょうか。また、この案内所の奧がイタリアンのレストランになっています。 ![]() 同じく古城公園、本丸広場の脇にある小道・前田利長公の像の裏側にあたる場所が、12話で花見をしていた場所です。ちょうどこの画像を撮影している私の背後に利長公の乗馬姿の像があり、その先が本丸広場と呼ばれる芝生の広場です。 作中、京子が「私が見つけた穴場」と言っていましたが、なにしろ広場のすぐ脇の、けっこう人通りがあると思しき通路の脇のそれほど広くないスペースなので、たしかにここで花見をしようと考える人は少ないだろうな、と思いました。 ![]() その花見の最中、さる事情で結衣が逃げ込んだあずまやがこちら。トップ画像も同じあずまやです。上の花見場所からはかなり離れています。本丸広場脇を駆け抜けて石段下りて朝陽橋を渡って石段登ってまた下りて……。よっぽどだったんですね(笑) 続き▽
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2015,01,15, Thursday
![]() 『アンドロイドはガラスの靴の夢を見るか』が、kindleストアで販売開始されました。 2006年にGA文庫から発売された『シャーロットはガラスの靴の夢を見るか』を改題して電子書籍化したものです。 カバーイラスト・カラー口絵3点・本文モノクロイラスト10点もすべて採録してあります。巻末のイラストギャラリーにはタイトルロゴを載せない状態のカバーイラストも収録。 あとがきも新たに書き下ろしました。 私の作品の中ではいちばん女性向けに振ったものですが、タイトルはP.K.ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」のパロディになっています。映画『ブレードランナー』の原作ですね。 小説の方は「アンドロ羊」とも『ブレードランナー』とも似ても似つかない内容です。 よろしくお願いします。
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2014,11,18, Tuesday
今週末と来週月曜の祝日に開催されるcorsa di macchina a nagano 2014に参ります。
一昨年のチャオイタリアでバトルしたドライバーの方がスタッフのイベントで、当日は私もスタッフのお手伝いとして土曜日の準備からお手伝いすることになっています。 単にイベントのスタッフだけではなく、現在執筆中の作品の取材も兼ねているので、「参加者ではないけれど全体を見られるスタッフ手伝い」として参加させていただくことになりました。 なんだか00カー(ゼロゼロカー。ラリーなど公道のイベントでレースカーが走る前にコースを走り、「コースの安全を確認すること」「観戦者に対してもうすぐレースカーが来ることを予告すること」を目的として走るクルマのこと)を運転することになったみたいです。「レーシングスピードで走っても大丈夫」ということを確認するためにそれなりのスピードで走ってくれ」と言われているので、けっこう緊張しています。 すでに参加受付は終了していますが、月曜(祝)は一般観戦が可能ですので、クルマ好きの方はぜひお越しください。 なお会場は先日噴火したことで話題になった木曾御嶽山の近くですが、イベント開催にはまったく影響がありません。近くの開田高原はそば処で、私自身通信販売で現地から蕎麦を取り寄せて食べてみましたが大変美味しいお蕎麦でした。おすすめです。
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2014,03,09, Sunday
![]() 今年もN1グランプリが開催され、今年は審査員として参加して来ました。 『N1グランプリ』とは、昨年までのべるナビ大賞と同時開催されてきた即興小説のイベントで、会場から募集したたくさんの言葉の中から審査員が三つの「お題」を選び、参加者が30分でその「お題」三つを全てとりこんだ短編小説を書く。というものです。 第3回と第4回の作品はKindle化されていますので、紹介しておきます。 今年は『のべるナビ大賞』が募集されておらず、「小説をライブで楽しむ!」と題して『N1グランプリ』ともう一つの小説ライブを併せての開催となりました。 会場は、京都市内(地下鉄・烏丸御池駅から徒歩3分くらい?)の『ちおん舎』というところで、築100年の町屋をイベントスペースにしたところです。トップ画像はそんな会場に飾られていた小さなおひな様を使わせてもらいました。 もう一つの小説ライブとは、朗読劇です。『三夜叉(金色夜叉より)』を、3人の読み手が情感たっぷりに演じてくれました、 朗読劇で会場があったまったところに、『N1グランプリ』がはじまりました。 今年の審査員は小林泰三さん、遠藤徹さん、寒竹泉美さんと私の四人。 ![]() 飛び入り一名を含む十六人の挑戦者に与えられたお題は、『アイスランド』『定年退職』『ネイリスト』という難題。 にもかかわらず、30分後みなさんきちんと小説を書き上げたところは立派。 昨年までは描いた本人が読んで作品を発表していたのですが、今年は参加者が多くて審査員の一次選考の後、朗読劇に出演されたプロのナレーションによる作品朗読を経て、会場全員の投票で優勝作を決めました。 その結果、優勝は東恭作さんの『女殺し屋』に決定。賞品の、エグゼクティブスイート一泊券をゲットされました。 このイベント、毎年参加者にも見学の人にも評判がよくて、楽しめるイベントです。来年も開催されるようですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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2013,11,21, Thursday
10月中旬から2週間ほど風邪をこじらせて半分寝込んでいた都築由浩です。
ブログの更新ができなかった間、走行会は風邪で欠席、RCカーのレースも一つ雨で中止になりました。そんなわけで、エントリのネタがなかったのです。 また、10月中に発売予定であったkindle版『ミリー・ザ・ボンバー』の作業も、風邪のせいで遅れております。あと一週間ほどでリリースできると思いますので、もう少々お待ちください。 そんな中、おかげさまで『ぶっちゃけすぎのライトノベル執筆講座』のダウンロード数が300に到達しました。 少しでも、ライトノベル作家を目指す方の参考になればと思っております。 この本のまえがきにも書きましたが、実際のところ「文章の書き方本を読む時間があれば、他の小説を一冊でも多く読んだ方が勉強になる」と思っておりますので、この本はギリギリまで内容を絞り込んで短い時間で読み終えられるようにしてあります。その上で「小説を読む/映画を見る時にこういうところに気をつけていれば自分の創作の参考になる」という部分に、それなりの枚数を割きました。 ぜひ、ご一読ください。 もちろん小説も販売しています。 KindleDirectPublishingで都築個人で販売しているのは右の2作品。 『CAVE IN -The Time/Space-』は2006年12月に商業出版された長編小説です。 藤城陽さんのご協力もあり、イラストも全点収録されています。KindlePaperwhite等のモノクロの端末ではモノクロで、iPad等のカラー端末では、カバーイラストと口絵イラストはカラーでご覧いただけます。 今回、電子書籍ということで、口絵と本文イラストをまとめて見られる『イラストギャラリー』コーナーを巻末につけました。ここにはロゴ等がのらないカバーイラストや、書籍版には掲載されなかった口絵イラストの背景違いバージョンも収録しています。 さらにあとがきはこの電子版のために新たに書き起こしました。 この本、元が新書版でしかもかなり厚い本だったので、文章量は通常の文庫の倍近くあります。また執筆当時、小さな出版社の新興レーベルでしかも新書判ということもあって、かなり好き放題に書かせてもらった、拙作の中でも特にお気に入りの作品です。 『絶滅!? SF研の死闘』は、1997年に同人誌で発売した小説作品で、タイトルにある通り大学SF研の部員達が繰り広げるドタバタコメディSFです。 amazonの内容紹介文にも書きましたが、大学を舞台にした作品なのに女子大生はおろか名前のついた女性キャラが登場しないという色気のない作品ですが、これも当時の女っ気のないSF研究会をリアルに再現したということで(笑) 同人誌版との違いとして、あらたに私自身の大学SF研時代の先輩でもある堺三保氏に「解説」を書いてもらいました。解説を先に読んでも本文を楽しめる仕様になっております。
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2013,07,21, Sunday
![]() さて、今年も行ってきました第52回日本SF大会は、広島市での開催でした。 毎年のことながら、日本SF大会ではほとんどディーラーズルームにはりついておりますので、企画のレポートは基本的に書けないのです。 そんなディーラーズルームでのお楽しみが、トップ画像にもしました、加藤直之さんのライブペインティング。見る見るうちにアウトラインが出来上がり、一日目が終わる頃にはここまで出来上がっておりました。二日目には細部をさらに描き込み、背景までつけられていたのですが、そのあたりはYoutubeなどで公式の動画が公開されるはずですので、そちらをご覧下さい。![]() 今年もディーラーズルームでずっと売り子をしていたわけですが、直前になって委託を受けた『水玉蛍之丞 さんぽアイコンポストカードセット』が大変好評で飛ぶように売れていきました。二日間で80セット。 100セット搬入と聞いた時はいくらなんでも多すぎると思いましたが、すみません。なめていました。 というわけで例年よりもディーラーズルームで忙しくしていたのですよ。 企画とオプショナルツアーの話は▽続きの下にあります。 続き▽
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2013,07,20, Saturday
今週末は広島にて「第52回日本SF大会こいこん」が開催されます。
開場は広島市中区のアステールプラザ。私は一般公開/入場無料のディーラーズルーム(同人誌即売会のようなもの)D18にて、自著の販売と電子書籍の宣伝をやってます。ひやかし歓迎。ぜひご来場ください。 「KindleDirectPublishingの真実」と題した講演も行います。電子書籍、特に個人出版して有料配信できるamazonのKindleDirectPublishingについて、出店を想定している人向けに、いろいろノウハウ的なことを話す予定です。 こちらは「こいこん」参加者のみが入ることができるクローズド企画になります。 日本SF大会開催を記念して、拙著『CAVE IN -Time/Space』のKindle版を半額の250円にしました。一週間ほどでもとの500円に戻す予定です。高くて二の足を踏んでいた方、この機会に是非! そして来週末には、同じく広島県の竹原市にて「ももねこ様祭」という盆踊り大会? が開催されますので、こちらには一般参加者として参上します。 二週連続、大阪から広島へ、二泊三日の旅程なのでした。
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| お仕事(小説/SF) | 07:32 AM | comments (0) | trackback (x) | |







この汐吹岩の北側に「海女の小屋」という海鮮丼が売り物のお店があり、これが名前からもわかるように『海人屋』の元ネタと言われています。といってもここはドライブイン形式のお店で、作中にあるような浜にある海の家とは違いますが。









そんなディーラーズルームでのお楽しみが、トップ画像にもしました、加藤直之さんのライブペインティング。見る見るうちにアウトラインが出来上がり、一日目が終わる頃にはここまで出来上がっておりました。二日目には細部をさらに描き込み、背景までつけられていたのですが、そのあたりはYoutubeなどで公式の動画が公開されるはずですので、そちらをご覧下さい。