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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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【あまんちゅ】伊東と熱海のコト【聖地巡礼】

 3月半ばの土日を利用して、伊豆半島に行ってきました。一日目は東側の熱海市と伊東市にある『あまんちゅ』のロケ地を回ってきたのです。

『あまんちゅ』の舞台はだいたいは熱海市街地にありましたが、いちばん重要と言える海の家『海人屋』は、伊東市にある汐吹岩近くの海岸がモデルと言われています。
 ここは「汐吹公園」という公園になっていて、小さいながら駐車場も併設されています。作中と違い、道路からはかなり下りていかないと海岸に着きません。
 また海岸から見える岩の様子は似ているのですが、浜は作中で描かれていたような小石の多いれきはまというよりは、もっと大きい岩だらけの「磯」と表現したくなるような浜でした。コンクリで造られている歩道から浜に下りるとちょっと歩きにくいので、最低限スニーカーを履いていくことをお勧めします。
「汐吹岩」というのは、潮位と海流の具合でうまいこと潮があたると、ちょうどクジラが汐を噴くような感じで岩から上方向へ海水が吹き上げる様子が見られることからそう呼ばれているそうです。
 浜から突き出た岩のモデルはの汐吹岩として、浜そのものの姿は後述する別の場所から持ってきたんじゃないかなあと思いました。


 この汐吹岩の北側に「海女の小屋」という海鮮丼が売り物のお店があり、これが名前からもわかるように『海人屋』の元ネタと言われています。といってもここはドライブイン形式のお店で、作中にあるような浜にある海の家とは違いますが。
 店内にはぴかりの等身大POPやポスターも置かれていて、『あまんちゅ』とコラボしたメニュー(もちろん豚汁付き)も用意されていました。
 このお店の前の浜がまさに作中で『海人屋』がある感じの小石ばかりの浜だったので、ここの浜を汐吹岩の南側に移動させた感じで設定されたのではないかなと思いました。




 そのままさらに南に下って、伊豆急の伊豆高原駅近くにあるのが、第3話に登場した桜並木のモデルになった「伊豆高原桜並木」です。三月半ばだったので少しは咲いているかと思いましたが、二週間くらい早かったようでまだ莟が固いままでした。周辺で咲いていた桜に似た花はたぶんスモモですね。
 駐車場は伊豆高原駅周辺に有料のものがたくさんあり、困ることはないでしょう。
 てこはともかく徒歩移動のぴかりが熱海市街地から来れる場所ではないので、位置関係は作中とは違うことになります。



 北に走って伊東市街地近くに戻り、6話に登場した伊東マリンタウンです。伊東駅近くにある巨大な道の駅で、中には温泉もあります。
 ここは『あまんちゅ』とコラボしていて、タイアップ商品やアニメグッズ売り場も設けられていました。
 てことぴかりが食べていたクッキーシューのお店もあり、作中で結んでいた「幸せリボン」は突堤を400メートルも歩いた先のモニュメントの「あいちゃん(このエントリのトップ画像)」の近くにありました。



 熱海市街地に移動して、第2話で先生と一緒に登校した「素敵ルート」をたどります。熱海駅から市役所周辺の一帯が商店街になっているあたりです。
 商店街ですので観光用のものを含めあちこちに有料駐車場が点在しています。海岸の公園の中にある観光案内所にも立ち寄ってみましたが、『あまんちゅ』関連のものはありませんでした。

 第7話、ぴかりが電車の中から一瞬のアジサイを見るために折り返した駅は、熱海市街地から坂道をずっと上った先のJR伊東線のきのみや駅です。作中とは違って無人駅で売店もありませんが、駅舎や改札の様子はよく再現されています。


 食べ物もおいしいし『あまんちゅ』以外の作品の舞台にもなっていますので見所は多いと思います。また、通りすがりに見かけた個人所有と思われる小さな博物館(有名な熱海秘宝館に近いイメージ)がいっぱいあって、こういう場所を回るのも話のネタには面白いかもなあと思ったのでした。
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| お仕事(小説/SF) | 10:08 PM | comments (0) | trackback (x) |

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