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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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カーボン板を加工するのは大変
 1週間遅れてしまったけれど、ワールドドローム用自作RCカーのカーボンシャシー切り出し加工。今日は下作業の穴開け加工しかできませんでした。
 やっぱりRCカー1台分のカーボン部品全部となると、それなりの量になります。予備部品が必要なところもありますから。
 そんなわけで今日は卓上フライス盤をつかった穴開け加工(ボール盤でもできる作業)の作業環境の画像をお見せします。部屋(じゃないんだけどね。正確にはここは廊下)が汚くて見苦しくてごめんなさい。


 画像に説明はいっぱい書き込みました。
 ここまでやった上で、まだ作業用マスクとゴム手袋(作業用の薄手のニトリルゴム手袋)をして作業します。カーボンの切り粉というのはそのくらい怖い。肺に入ると肺ガンを含むあらゆる循環器病の原因になるそうです。
 ゴム手袋は使い捨てです。休憩とか、なにか作業の必要があって一度外したらそれでもう捨てます。だからいっぱい用意しておきます。
 下に敷いてある新聞紙には、霧吹きで少し湿り気を与えてあります。一度落ちた切り粉が舞い上がらないように、乾いてきたら霧吹きで水分を足します。あんまりやると機材の錆びの原因になるのでほんの少しですけど。

 手加工用のゴミ袋というのは、大きな板材からアバウトに材料を切りだす(これやっておかないと、フライス盤での加工が大変になるから)ときに使います。材料とリューターを袋の中に突っ込んで、袋の上から見ながら作業するんですね。こうすれば切り粉のほとんどは袋の中。
 リューター作業の他、仕上げのヤスリがけ作業なども同じようにゴミ袋の中で作業します。本当はサンドブラストキャビネットというのがあると楽なんだけど。


 画像には映っていませんが、この場所はすぐ横に窓があって風通しはかなりいいんです。小さい扇風機で室内の空気を外に流すようにしています。

 ドリル歯には、カーボン板専用の超硬ドリル歯を使います。普通の鉄鋼用ドリルだと、10カ所も穴開けたら歯がダメになりますから。
 リューターに付けているのは、画像にも書き込んであるとおり、ダイヤモンドのディスクカッターです。
 仕上げのヤスリがけ加工で使うのもダイヤモンドヤスリか、サンドペーパーですよ。普通の鉄鋼用ヤスリなんか使ったら、あっという間に削れなくなってしまいます。
 明日の糸ノコ作業では、カーボン板専用の糸ノコ刃(実際には糸ノコ刃状のダイヤモンドヤスリ)を使用します。
 カーボン加工ってなんかいろいろ大変でしょ。だから最近あんまりやらないんですよ。

 明日は糸ノコ盤での切断作業です。
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| RC(ラジコン) | 06:53 PM | comments (0) | trackback (x) |

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