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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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東大阪市難読地名ポタリング

 久しぶりのポタリングのエントリです。
 週刊ひがしおおさかさんで「東大阪難読地名まとめ」という記事がありまして、これをネタにポタリングに行こうと思いついたのです。
 要するに漢字表記からは「知ってないとそうは読めない」あるいは「普通はそう読まない」ような地名のリストですね。これが書かれた看板の画像を集めて来ようというポタリングでした。
 本当は全てを回るつもりだったのですが、エアコン壊れっぱなしで夜寝られなかったせいで出発が遅れ、全ての地名を集めるには至りませんでした。
 トップ画像は自宅近くの「足代」から。これで「あじろ」と読みます。このあたりでは町ごとにだんじりを持っていまして、足代のだんじりはこのように商店街の入り口に展示されているのです。

 足代から大きく南に進んで「柏田」です。これで「かしだ」と読みます。そんなに変わってないと思いますが、普通は「かしわだ」と読むかも知れませんね。これは小学校の看板です。

 柏田から東に少し走った公園の入り口で撮影しました。「衣摺」と書いて「きずり」。これは知ってないと読めないでしょう。ATOKでは標準で出ますが。


「大蓮」と書いて「おおはす」。普通に読めますね。この近くに実家のある母親によるとかなり昔は同じ文字で「おわつじ」と読んだらしいのですが、裏は取れていません。「八尾街道」という道にある交番で撮影しました。

「弥刀」と書いて「みと」。母親の実家が近くにあるので、免許を取るまではよく使った駅です。近鉄大阪線にあります。衣摺からこの弥刀までの三箇所はかなり近距離に集中してありました。

 弥刀駅から北東に走り、近畿大学の前を通り過ぎたところにあるバス停で撮影しました。「宝持」と書いて「ほうじ」と読みます。この近くには昔、外車を多く扱う中古車店があって、小学生の頃よく自転車で見に来たところです。

 宝持から東に走って、中央環状道路に出るとあるのが「巨摩橋」交差点。これで「こまばし」と読みます。難しいけど読めなくはないですね。ここも昔よく自転車で来ました。この橋を越えた先に、「RED LINE」というポルシェの特約店があったのです。
 巨摩橋から一気に外環状道路を越え、生駒山系の麓を走る旧170号線を北上。近鉄瓢箪山駅のすぐ南にあるのがこの「御幸町」。普通に「みゆきちょう」と読み、どこが難読なのかわからないけどリストにあったので撮影。ここいらは前述した通り瓢箪山駅のすぐ近くで、住宅地でもありこの地名の入った看板がほとんどありませんでした。店とかはもれなく「瓢箪山」表記になっており、やむなく住所表示板を撮影しました。

 その近鉄奈良線「瓢箪山」駅です。もちろん「ひょうたんやま」と読みます。漢字は難しいですが、読み方は簡単ですよね。小学生の頃、この近くの囲碁教室に通っていました。長続きはしませんでしたが。

 瓢箪山から一旦外環状道路に戻り(旧170号線は道路が狭いため自転車では走りにくいので)北上して郵便局を撮影しました。「枚岡」と書いて「ひらおか」と読みます。
 四十数年前に三市合併で東大阪市が生まれる前には「枚岡市」があったくらいなので、近在の人間ならたいてい普通に読めますが、知らなければ「まきおか」と読んじゃうかも知れませんね。

 さらに北上して再び旧170号線に戻り、交差点表示で「日下町」をゲット。これは「くさかちょう」と読みます。そんなに難読でもないようですが、しかしこれはどうも元の文字よりポピュラーな漢字を当てたのではないか、という疑惑が次の地名を見ると沸いてきます。

「孔舍衙」と書いて「くさか」。これは知ってないと絶対読めません。一つ前の「日下」と同じ地域に混在しています。つまりどちらかの表記がもともとで、どちらかはあとから当てられた字だということなのでしょう。しかしもしこちらの表記があとから当てられたのだとだとしたら、文字を考えたた人はヤンキーか中二病ですね(笑)
※「孔舍衙」は日本書紀の神武東征神話に由来するらしいです。ほかに「草香」とも……。このあたり調べると面白そうですが……。
 ちなみにここを撮影する際、ショックなことがありました。
 ここまで撮影に使ってきたデジカメが、どうやら壊れたらしくAFが効きません。ピンボケ画像を撮影しても仕方がないので、ここからはiPhone5での撮影となりました。

 ここからは復路です。正直、日下/孔舍衙だけが北東にポツンと離れた位置にあったので、この二つをゲットした時点で今日のミッションはほとんど終了したも同然。スタートが遅かったことから時間もいい感じだし、カメラも壊れてしまったしで、ここから先は全ポイントゲットを諦めて「比較的最短に近いルートで帰りつつ撮れるところだけ撮る」作戦に切り替えました。
 そんな条件下で撮影したのが上の「水走」公園。知識がないままこれで「みずはい」と読める人はまずいないでしょう。
 生駒の麓から平地になるあたりにあり、昔はこのあたりまで内海になっていたということでしょうか?

 さらに南に走って中央大通りを西へ。地下鉄中央線と相互乗り入れしている近鉄生駒線の「吉田」駅です。「よしだ」ではなく「よした」と読みます。駅名表示の下のローマ字でも「YOSHITA」になっているのがわかりますね。

 吉田から南に進んで「英田」へ。花園ラグビー場の北にある地名で、「あかだ」と読みます。
 モータースポーツ者には「あいだ」と読んでしまいそうですが、東大阪のこの字は「あかだ」。この字は読みがいろいろあって、どこかで「はなだ」と読むところも見た記憶があります。

 ふたたび中央環状道路に戻ってきて、「意岐部」の交差点です。これで「おきべ」とは読めませんよね、普通は。

 西に走ると「御厨」の交差点があります。「みくりや」と読むのは、マンガ好きなら普通に読めますよね。

 御厨からまっすぐ南に走って、再び近鉄奈良線とぶつかるところが「八戸ノ里」駅です。「やえのさと」と読みます。昔、田んぼばかりだったこの辺り、家が八軒だけあったことから付いた名前だとかなんとか……。この近くには市民プールがあって、小学生の頃通いました。難読だと言われてみれば、確かに知らなければ読めないですね、これは。

 というわけで、走行距離は35kmほど。三時間ばかりかかったでしょうか。
 猛暑の中、走行中に摂取した水分は500mlペットボトル5本。なかなか楽しいポタリングでした。
 まだゲット出来ていない難読地名の看板も、近い内に撮影に行きたいですね。その前に、新しいデジカメを買わなくちゃ、ですが(笑)
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| 自転車 | 11:48 PM | comments (0) | trackback (x) |

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