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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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SF大会の合宿でガガンガンで遊んでみた

 8月29日〜30日、鳥取県米子市で第54回日本SF大会「米魂(こめこん)」が開催されました。
 その29日の夜、米子市近郊の皆生温泉にある老舗旅館「東光園」にて開催されたのが、公式合宿「CONPACK2015」です。
 夕方6時頃から深夜12時までの予定で、旅館の一室を使って開催したのが「ガガンガンがやってくる!」という企画。2ヶ月ばかり前に発売されたばかりのタカラトミーのロボット玩具「超速銃撃ロボットホビー ガガンガン」を体験操縦/体験バトルしようという企画です。
 このガガンガンというロボット、非常にシンプルな赤外線コントロールの車輪型ロボットで、赤外線で撃ち合って遊ぶのです。

 操作できるのはたった4つ。右旋回/左旋回/射撃/リロードのみ。
 え? 前進がない?
 そうです。前に進むには、右旋回と左旋回をタイミングよく交互に操作してやるしかないというのがこのロボットの特徴。そしてこれが、意外な形でバトルを盛り上げてくれるのです。
 ちなみにバックもありません。後退はできないのです。ただ前に出るのみ。

 バトルフィールドは、二足歩行ロボットの体験操縦で使っているスポーツコートを使用しました。広さは1.25メートル×2メートル。
 用意したガガンガンはクラタスタイプが計2台と持ち込みのブルードーベルが1台。同時に対戦できるのは2台のみなので、ローテーションしながらの運用になりました。



 ガガンガン体験操縦イベントといっても、そこは日本SF大会の合宿のこと。最初はオジサンばかりの参加者が、前述した通り「前進のない」操縦性に惑わされまくり、フィールドからおちてばかり。やっとその操縦に慣れてきた頃に、ついに小学生の参加者がやって来ました。
 小学生兄弟は最初こそ「コントローラーの底部を左手で握って、右手で操縦桿を持つ」という点が理解できず旨く動かせませんでしたが、そこを乗り越えた途端瞬く間に操縦をマスターしていき、大人達をバッタバッタと倒すようになってしまいます。
 この子供たち、何度がお父さんが「もう寝なさい」と連れていくのですが、10分ほどすると戻ってきてまた遊んでいく……を何度か繰り返し、結局予定の12時を越えて1時ごろまでイベントは続くことになりました(笑)

 思うに「左右の旋回しかできない」という特性を考えず「なんとか直進させて格好良くバトルしてやろう」という欲が出る大人よりも、「とりあえず動かしておいて、敵が正面に来たらトリガーを引く」という操縦法に早く気付いた子供たちの方が上達が早かったと言うことではないかと思います。
 またクラタスモデルとブルードーベルではあきらかに操縦性に違いがあり、クラタスの方がより安定性が高い分操縦に慣れやすい/ある程度慣れてくると運動性の高いブルードーベルの方が動かしやすいという特徴があるように思いました。これも、なかなか用意できない広いフィールドを用いたためにわかったことです。

 かなり長丁場のイベントを、ローテーションしていたとはいえほとんどずっと動かし続けたにも関わらず一度もメカトラブルを起こさなかったガガンガンの耐久性にも舌を巻きました。これなら、商店街のイベント等でミニ四駆的にフィールドを設置して自分のガガンガンを持ち寄ってバトルさせて遊ぶようなことも可能ではないかと思ったイベントでした。
 右のアフィリエイトリンクは、新発売の「スパイガン」。操縦するのではなく勝手に動いて勝手に赤外線を発射してくる標的機ですね。これで、バトル相手がいなくても練習できるようになりました。
| https://blog.tsuduki.com/index.php?e=488 |
| ロボット | 09:49 PM | comments (0) | trackback (x) |

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