2016,08,27, Saturday
2016年1月〜3月放送のアニメでは、放送時に見逃した作品がけっこうあってその中の一作が『だがしかし』で、実はAmazonのPrimeVideoで偶然見て、一気にハマって毎日全話通しで見てしまった作品です。 そんなわけで、その勢いのまま行ってしまったのがその舞台のモデルとなった千葉県富津市竹岡。 富津市は富津岬など海水浴場としての観光資源はあるのですが、竹岡にはそういったものはないようで、観光地でも商業地でもありません。あるのは古い住宅地と漁港、あとは農地です。 駅前以外は駐車スペースは期待できません。駅から後述する白虎川河口や鉄道橋まではけっこう距離があります。聖地巡礼客の姿も見かけませんでしたし、受け入れる体制も整っていないように見えました。現地に行かれる場合はくれぐれもご注意下さい。 聖地と言っても、シカダ駄菓子店舗はもちろん喫茶エンドウも現存しません。(喫茶エンドウはデザインが違うものの同じ立地に喫茶店があったらしいのですが、すでに建物も取り壊されて跡形もありません) これら二つの建物を除いて、作中でいちばん印象に残っている場所と言えば、やはりトップ画像にした砂洲のある河口でしょう。 この川は白虎川です。竹岡漁港のすぐ横にあります。 川を渡っている赤い橋は十二天神社に繋がる橋で、アニメでは12話でほたるさんとサヤ師がさくらんぼの詩を食べていた階段につながっています。 作中ではこの砂洲が橋の下流側にある時と上流側にある時とがあるのですが、私が行った時は上流側にありました。 この川縁の道を上流側に歩いて行くと民家の裏庭みたいなところに入り込んでしまうので、作中と同じようにここから歩いてシカダ駄菓子のある場所に行くのは避けました。ていうか、確かめてはいませんが国道127号線を渡れなくて物理的に行けない気がしました。 えっと、この川の名前は上にも書いた通り白虎川です。 ところが、シカダ駄菓子の店舗前から見える鉄道橋の名前は竹岡川橋梁なのです。 これは違う川に違いないと思い込んで「竹岡川」を探したのですが、どこにもありません。 思いあまって近くの警察署に飛び込み、場所を聞きました。 すると教えられたのは、白虎川にかかる橋でした。 警察の隣の農協(の前で地元産の農作物を売っていたおばさん)に聞いたところ、「竹岡」と「白虎」とは同じ地域を表す言葉らしいのです。おそらく白虎が古い地名で、竹岡に変わったのでしょう。 川の名前は正式には白虎川のままですが、鉄道橋は「竹岡にある橋梁」ということで竹岡川橋梁になったのではないかなあと思いました。 実際に行ってみると、シカダ駄菓子があると思しき場所は田圃でした。 ちなみに警察署で道を聞いた時に、鉄道橋の場所なんて訊ねたもんだから、鉄ちゃんと勘違いされて「今日、なにか珍しい列車が走るんですか?」とか聞かれました(笑) つまりそのくらい「アニメの舞台になっている」ということは地元では知られていません。 特に作中でなにかのシーンに使われたわけではないのですが、近くの風景と言うことで何度が映ったのが、三柱神社仮宮の小さい社殿です。白虎川の左岸にあり、国道127号線にも案内看板が立っていました。 この社殿の奧にまた階段があって本来の拝殿はその先に大きいのがあるのですが、現在建て替え中ということでこの仮宮が設けられています。 11話でほたるさんとココノツが都こんぶを食べていた竹岡駅にも行ってきました。ここまでの撮影ポイントで唯一、Googleマップが案内してくれる場所です(笑) 建物は比較的新しいですが無人駅です。駅前の広場に駐車することができます。 私が行った時はなにかの保線作業をしていて、のんびり撮影というわけにはいきませんでした。 他に『だがしかし』作中で印象に残るシーンというと、なんといってもバス停があるのですが、あのバス停は富津から遙か北の千葉市内にあるらしく、この日はもう一つ行きたい別作品のロケ地があったので断念しました。千葉市はむしろ距離的には幕張とかに近いので、その内行く機会もあると思います。 そんなわけで、見たかった風景を全部見るというわけには行きませんでしたが、この日は先の予定もあって駆け足で竹岡の地を後にすることになりました。
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| 研究(聖地巡礼&電子書籍) | 02:06 PM | comments (0) | trackback (x) | |
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