2016,10,15, Saturday
実は先日の飛騨古川に急に行くことになった理由は、この日すぐ隣の高山市で全日本ラリー選手権第7戦ハイランドマスターズが開催されていることに前日になって気付いたからだったのです。 そんなわけで、ものすごく急遽行くことにした全日本ラリー観戦なのでした。 なにしろ時間がなかったので、調べたのはとりあえずサービスパークがモンデウスという道の駅の駐車場だと言うこと。 実はこの名前には聞き覚えがありました。RCカーのサーキットとしてもよく使われているのです。また、アニメ『氷菓』の聖地として訪ねた臥龍桜の近くでもあります。 そんなわけで何度か走ったことのある道を、サービスパークに向かって走りました。 イベントの開催時間を調べてないことに気付いたのは、現地に着いてから…… というわけで、スタート前の準備中にサービスパークに到着したのでした。こんな感じにタイヤ装着作業中だったりしてるところに、です。いやぁいいタイミングでした(笑) 全日本ラリーのサービスパークはいいですよ。チームクルーとギャラリーを分ける柵が最小限でどこまで入っていっていいのかわからない辺りが特に。 そして私の注目は、競技車ではなくてマーシャルカーだったりします。 このラリーのゼロカーは地元の高山短大。ゼロカーというのは競技車の直前にコースの安全を最終確認するためのマーシャルカーなので、競技車と変わらないスピードで走る必要があります。普段は競技車として走っている高山短大号なら適任ですね。 もう一つのマーシャルカーは、スイープカー。 こちらの役目は競技車が走り終わった後にコース上に部品が落ちてないか等、こちらもコース上の安全を確認するためのクルマです。 この任に当たっていたのが旧車というか珍車というかとにかく稀少車のスバルアルシオーネSVX。眼福でした。 スタート時間になると、競技車たちはこのように次々とサービスパークを出発していきます。手前の赤い時計マークのついているテントがタイムコントロール(競技車がサービスパークを出た時間を記録する場所)で、その先の青い看板がタイヤチェック。 ここを出たあとは、一般公道を一般車に混じって走りながら、SS会場まで自走します。この交通法規を守って走る区間を「リエゾン」と言います。 そんなわけでラリーカー達がサービスパークを出ていったあとも私はしばらくからになったピットテントを見て回ったりしていたのですが、ふと思い立って観客用のアイテナリー(ライムテーブル)をwebからダウンロード(今頃!?)してみると、なんと近くのスキー場にラリーパークとギャラリーステージが設定されているではありませんか! というわけで、急いで移動しました。 こちらが飛騨舟山スキーリゾート・アルコピアに設定されたラリーパークです。ラリーパークというのはギャラリー向けの食事やグッズストアのテントが並んだ場所なのです。 で、ここのラリーパークはちょうどこのテント村の対面側がギャラリーステージの観戦場所になっています。 ギャラリーステージは観戦場所からは崖下にあたる未舗装の駐車場をダブルヘアピンにしたコースで、こんな動きが見れます。基本的にターマック(舗装)路面のハイランドマスターズでここだけがグラベル(未舗装)で、そのおかげでこんな走りが見れました。指連射で撮影した3枚の画像を合成してみましたよ。 というわけでギャラリーステージになったSS3を終えて道の駅モンデウスのサービスパークに戻ってきた競技車は、いったんここで大集合してから再び午後のリエゾンへと旅立っていくのでした。ここはそのタイムコントロール前。ちょうど痛車ラリーカーが並んでいたところを撮影しました。 遠くに木曾御嶽山を望むトップ画像を撮影したのもこのタイミングです。 個人的にはABARTH500が不参加だったのが残念ですが、やはり全日本ラリー観戦は楽しいです。チームとの距離の近さがたまりません。 サーキットでのレース観戦に慣れた方も新鮮な楽しみがあると思いますので、お勧めですよ。 ただし、今回の私みたいに準備不足の行き当たりばったりではなく、リエゾンの一般公道区間を走るラリーカーの撮影に挑戦してみたり、いろいろ周到に計画した方がもっと濃厚にラリーを楽しめるかとは思いますが。 |
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