11月19日20日の二日間、兵庫県北部のスキー場として知られているハチ北で、ヒルクライムイベントのスタッフとして参加してきました。
ヒルクライムイベントとしては四回目ですが、ハチ北で開催されるのははじめて。さらに今回は使用する道路が県道ということで、事実上「次回以降の本開催に向けた試験開催」のような様相を呈していたのです。
そんなわけで観戦者の一般応募はせず、案内は参加者の友人知人と地元の人だけということになりました。今回のスタッフ状況では多数の観戦者への対応はできなかったと思うので正解でしょう。
とはいえ走る方の参加車輌はガチで走るのです。コース上の運営は本番とまったく変わりません。
これまで木曾で開催してきた三回は、地元のラリーを運営しているチームがコース管理をしてくれていたのですが、今回はこちら側のスタッフだけで全てを行わなければなりません。
そんな中で私の仕事は一台ずつ間隔を開けてスタートするスタート管理と、グループごとに走行が終了するたびにコース上の落下物などがないか確認して走る「スイーパー」とか「スイープカー」とか呼ばれる走行。
右画像の右端、スタート地点に並んだ参加車輌の前にロリポップを出しているのが私です。黄色いスタッフベストの下はレーシングスーツを着ています。
スイープカーとして走行している時の様子はトップ画像の通り。落下物があれば止まれるように、あるいはなにかの手違いで対向車が来ても安全に走れるような速度で走っていますが、見通しのいいところではそこそこアクセル踏んでいます。
舗装はすごくよくてフォーミュラカーでも走れる環境。コースは木曾に比べても高速レイアウト。登りとは言えパワーのあるクルマなら200km/h級のストレートもあります。競技は二日間とも雨が降ったり止んだりで完全なドライになることはありませんでした。
走行車の半分以上が旧車に属するクルマたちということでオイルの滴が垂れたりすることもあったのですが、そんな中でも二日間、競技車両のクラッシュはゼロというすばらしいイベントになりました。
実はスタッフ車輌として走っていたFJ(入門フォーミュラカー)がオイルに乗ってクラッシュするというアクシデントはあったのですが、ドライバーには怪我等はなくクルマもその後パドックまで三輪で自走できる状態ではありました。
では、参加車輌の中から特に目立ったクルマを▽続きの下で紹介します。
ABARTH 1300 OT。日本にあるのが不思議な稀少車ですが、トラブルで競技に参加することはできませんでした。スタート待機列までは走れたのに……
アルファロメオ ジュリエッタ スプリント。1960年頃の名車ですが、ものすごくコンディションがよかったです。
アルファロメオ 75ターボ。エボルツィオーネかどうか確認するのを忘れました。
プジョー106マキシ。フランス選手権を席巻したターマック専用ラリーカーですよ。
オースチン ヒーレー LWスプライト。いわゆるカニ目の軽量化バージョンは特徴的な「カニ目」がありません。ハードトップも稀少な一台です。
トヨタ セリカ 1600GT。いわゆる「ダルマセリカ」と呼ばれるモデルのかなり尖ったチューニングカー。いい音してました。
ポルシェ356。ナンバープレートからしてベースは356なんですが、オーバーフェンダーとハードトップの作りで「911ベースの356ルック?」と勘違いしそうなクルマでした。
この他にも珍しい欧州車や国産旧車、現行車が走っています。
2017年に開催される次回以降は一般観戦者も募集できるようになりそうですので、興味のある方はぜひ。
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モタスポ | 03:39 AM |
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