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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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CIAO ITALIA 2017

 昨日はセントラルサーキットで開催された「チャオ・イタリア2017」に参加して来ました。
 開場7:00、ドライバーミーティング7:30、予選出走8:00という「助けてくれ」と言いたくなるようなタイムスケジュールのため、5:00に会場前に到着して、ゼッケンを貼る(ゼッケンは受付時にもらうので貼れない)以外の準備をできる限り済ませておきました。
 ドライバーミーティングで告げられた衝撃の事実が、セントラルサーキット独自の(マーシャルが振るフラッグの変わりの)信号灯が落雷で故障。フラッグポストに人員を配置して旗を振ってくれるということでしたが、その箇所は本当に最小限でした。おいおい。

 そんなショッキングな情報を聞いてすぐの予選。
 ピットアウト周になる1周目は、そのフラッグポイントの確認のために人がいる全てのポイントでイエローフラッグが振られています。これは最初から言われていたのでOK。
 ところが、2周目に入ってもイエロー1本振動は終わらず、「たぶん1周目の振動を勘違いで振り続けてるんだ」と思いはしたのですが、振動は振動なので念のため少し減速ぎみで走りました。いや、もちろん思った通りコース上に障害はなかったのですが。
 2周目は一応タイムアタックができました。後ろから来る速いクルマ達に道を譲り、タイヤもまだ暖まらない状態なので満足なタイムが出ているとは思いませんでしたが。
 そしてその周のラスト、ストレート中央辺りでルームミラーを見る(1コーナー進入時にインを開けなきゃいけないかどうかの判断のため)と、後方の集団の中で派手に白煙噴いた一台が。
「あ〜。こりゃあオイル撒いて赤旗だな……」と確信して走ることになり、とてもタイムアタックというものではなく。
 予想通りその周の途中からコース上には赤旗が提示され、予選は終了となりました。

 それまでの慌ただしさとは対称的に、予選が終了したあとはけっこう時間に余裕がありました。で、パドックのあちこちにあるケータリングのお店の食べ物を食べ比べしたり、珍しい参加車がいないか見てまわったり。
 珍しい参加車といっても、毎年のCIAO ITALIAやCORSA Di MACCHINAのおかげでそこいらのクルマじゃ「珍しい」と感じなくなってしまい、特にフェラーリでも360以降の最近の車種ではなんとも思わなくなってるんですが、そんな私にも「これは!」と思わせたクルマが2台。

 フェラーリ512BB。スーパーカー世代には直撃なクルマです。

 こちらはもっと稀少車。ABARTH1000SP。もうどこから持ってきたのやらという感じ。


 さて、お昼からは決勝です。
 タイムを出せなかった速いクルマ2台が後ろにいたので、スタート直後にブッ飛んでいったな、と思いながら1コーナー→裏ストレートと走っていくと、インフィールドに入る登りのヘアピンで156ワゴンが回っていた。
 その後、後ろのスポアバを突き放し、ストレート一本分放された前走車を追うも時折周回遅れにされる以外は基本的に単独走行。
 そのうち、右足のかかとになにかがぶつかってくると思ったら、運転席の後ろの席の足下にあったはずの消火器のスプレーが間の段差を乗り越えて運転席足下に転がってきたのでした。
 これはあぶない。なんとか蹴り戻そうとしていると、頭が混乱してサーキットなのにウィンカーを出してしまったりして……、さらにはブレーキング操作が遅れて立体交差手前のヘアピンでアウト側に左前輪を落としてしまい……。
 念のため砂利の音が無くなるまでコース左端を走りましたが特にクルマには異常なく、加速……したのですが、その周のメインストレートでチェッカーフラッグが振られました。
 360度視野のオンボードカメラ映像はこちらです。


 あわやコースアウトがあったものの無事完走し、クラス優勝することができました。
 表彰式でやけに「優勝」を強調されたので「出走一台の優勝ですね」と言い直したら、プレゼンテーターの井入さん(レーシングドライバー)が「優勝ですから!」と言い直してくれました。いや、別に自虐してるんじゃなくてギャグみたいなもんなんですけど。
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| クルマ | 01:59 AM | comments (0) | trackback (x) |

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