2019,05,10, Friday
今年も静岡ホビーショーに行ってきました。
今回もラジコンとロボットを中心に紹介します。プラモデルにも魅力的な新製品があったのですが、それはそちら専門のサイトにお任せした方がいいだろうということで。 タミヤからは第注目の、210mmホイルベースに対応したリヤ駆動M車、M08が発表されました。このオプション装着車にはすでにスタビ(前後ともM07用)が組まれていましたよ。 現時点では新作ボディはなく、リクエストを尋ねられましたのでいろいろ(Corsa di Macchina参加車両を中心に)お話してきました。 タミヤRCでもう一つ注目だったのは、新機軸のミニ・ビッグタイヤのランチボックスです。 事前の情報でいまひとつサイズ感がわからなかったので500円玉を脇に置いて撮影してみたのですが、概ねこれまでのRCのランチボックスの半分、ミニ4躯版の1.5倍くらいだと思いました。 このランチボックス、ステアリングを切るとイン側のサスアームが持ち上がるという設計になっていて、実際にはどんな走りをするのか興味深いです。 新作ボディとしてはアウディクワトロ(いわゆるビッグクワトロ)とT2バス、マスタングGT4。 T2バスはワイルドウィリー用とは別に、ロングサイズM車用に新作されたボディです。 そして、タミヤからもついにマイコンを搭載したロボットが発売されます! 既存のカムプログラムロボットに英国製のmicro:bitというマイコンを搭載。超音波センサーをセットして近接センサとして利用、障害物を避けながら動き続けるというプログラムがプリインストールされた「組み立てればすぐ動かせる」セットそして登場です。 もちろん、パソコンがあれば自分で組んだプログラムに書き換えできますし、micro:bit用の他のオプションを搭載することも可能です。 頭部などの部品が透明で成形されているのは、micro:bitの基板本体に5×5合計25個の小さなLEDが搭載されていて、矢印やアルファベットなどの簡単なメッセージを表示できるからで、ロボットの上から頭部パーツ越しに見ることができます。 これで9800円というのは戦略価格ですよ。 そしてこの「マイコンロボット工作セット」には、「001」というナンバーと「クローラータイプ」という注意書きも添えられています。ということは…… もう一つ、標準ではマイコンを積んではいませんが、有線リモコンの新作「ツイストクローラー工作セット」も紹介しておきます。悪路走行に特化したキャタピラ模型で、デザインも動きもどことなく「サンダーバード」を彷彿とさせる格好いいモデル。画像の作例の通り、マイコン搭載も紹介されていました。 以下、タミヤ以外での注目枠。 初出展となるロボットゆうえんちでは、従来の二足歩行ロボットに加えて、シャクトリムシの様な細長いロボットが展示されていました。 これは、塩ビパイプの中を移動するロボットで、これを使ったロボットイベント、名付けて「パイプロボコン」を開催するとのこと。 迷路をクリアする時間を競うマイクロマウスを、立体的に組み上げられたパイプ製ジャングルジムの中で行うというイメージらしいです。立体になることで難易度が増すのはもちろんですが、これはビルなどの設備点検にすぐに応用できる技術なので、そちら方面の即戦力人材の育成も視野に入れているとのこと。 プロポメーカーのKOさんから発表されていたのは、ゲームコントローラーのような8chプロポ。ゲームコントローラーに慣れた子供さんには扱いやすいでしょう。 8chの振り分けは、両スティックの上下左右で合計4ch、人差し指で操作するコントローラー上面左右に1chずつ、スティックの押し込みで左右各1chずつ。 受信機の大きさは最近の小型3〜4ch用受信機と同じくらいで、受信機は専用ですが、サーボは従来の各社製PWM方式サーボが使えます。 コンマ秒以下のレスポンスを競うような純レース用の用途としては使えないと思います(今後の開発次第というところ)が、公園でちょっと走らせながら、寄ってきた子供たちに体験操縦してもらうような用途にはもってこい。また、時間を競う以外のトレーラーヘッドや戦車などの用途にも使えそう。 なによりも従来のプロポより大幅に小型化されているので持ち運びに便利です。 これは買いますよ。私も。 文末になりましたが、実は今回現地NHKの取材を受けました。たぶん5分くらいは話したと思うのですが、10秒くらいが現地の地域ニュースの中で使われたようです。ご覧になった方は笑って下さい。 |
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