近年は静岡ホビーショーの取材が金曜になるので、土日は聖地巡礼に行ったり観光旅行したりすることにしています。で、今年の土曜日は趣味の仲間内で以前から時々話題になっていた、岐阜かがみがはら航空宇宙博物館に行くことにしました。
とりあえず行ってみようということで仲間内の評判は別にして公式サイト等でのリサーチはしなかったのですが、なんとこの日は偶然50万人来場記念で入場無料でした。ラッキー。
表のゲートをくぐってすぐ、建物に入る前にいきなり野外展示場でこれですよ。日本が誇る救難飛行艇US-1。世界に類を見ない救難飛行艇は、島国日本ならではのニーズの高さがあるからこそ開発できたもの。とはいえ、海上での事故は世界中どこでも起こり得ますから、後継機のUS2に海外から引き合いがあるのも当然と言えるでしょう(実際には様々な問題があって未だ輸出には至っていないようですが)
館内に入ると、呼び物の復元された三式飛燕の展示です。なんだか幻想的な雰囲気にライティングされていました。ここでは映っていませんが、胴体側面の日の丸はプロジェクションマッピング風に投影されていました。
同じエリアには、当時の設計者の机を再現した様子や実際の道具類も展示されていて、コンピュータはおろか電卓すらない時代にタイガー計算機(手回し計算機)と計算尺を使って設計していたエンジニアのすごさを実感することができます。
で、屋内大展示場に入ると、これですよ!
手前に運動能力向上実験機T-2 CCV、奥に短距離離陸STOL実験機 飛鳥。これらの技術はこの後の様々な機体に生かされているそうです。
ここの博物館はただ機体を並べてあるだけではありません。操縦体験ができるフライトシミュレータや自分で実験できる系の展示が多く、勉強にもなるし飽きません。
特にヘリコプターのフライトシミュレータは、画像左のヘリコプターに乗り込んで操縦すると、画像右にある透明のケージの中でラジコンのヘリコプターが飛ぶという凝ったものでした。
1階のほとんどが航空機関連、2階が宇宙関連の展示ということで2階にはISSのきぼうモジュールの模型(内部も再現されていて、入れます)やアメリカの火星探査機の実物大模型などが展示されていました。スピリットやオポチュニティといった火星探査機の実際のサイズが実感できたのは個人的に嬉しかったです。
その2階から1階の大展示場を撮影したもの。一番奥にある飛鳥があんなに小さく見えることから、この展示場の規模がわかってもらえるでしょうか。
展示場から出るとお約束のミュージアムショップがありますが、これは航空宇宙マニアにはとてつもなく危険なエリアでした。あれもこれも欲しくなる〜
博物館併設のレストラン「
空宙博カフェ」の星空カレー(辛口)がすごく美味しかったです。とても「博物館併設カフェ」ではなく、もはやカレー専門店で出てきてもおかしくないレベル。辛いの大丈夫な方にはオススメです。なお、甘口もありますので、辛いのが苦手な方はお試しください。
というわけで、展示系の博物館があまり好きではない(大抵は素通りする勢いでするする歩いてしまって後で後悔する)私が、大変楽しめた「岐阜かがみがはら航空宇宙博物館」。オススメです。
| https://blog.tsuduki.com/index.php?e=551 |
|
その他 | 10:54 PM |
comments (0) | trackback (x) |