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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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【和歌山県】釣りとキャンプと水族館

 本来は三連休だった11月中旬の3日間、キャンプと水族館を満喫する為に和歌山県に行ってきました。
 まずは早朝から白浜の有名釣り場「ホテル川久裏」で釣り。釣りはじめてすぐに画像のような立派なアジが釣れたのですが、そのあと欲が出たのがよくなかったのか、フグと小さなバリ(アイゴ)の猛攻に遭いリリースの嵐。いや、地元の釣り人さん曰くバリは刺身がおすすめだそうだったのですが、手際よくワタ取りしてくれる大野先輩がいないソロ釣りでは手返しよく釣る方が優先なのでリリースです。
 結局一匹だけの釣果となったアジは、夜にホイル焼きにして美味しくいただきました。



 釣りの後向かったのはすぐ近くの京大白浜水族館。
 ここは水族館は水族館でも脊椎動物以外……つまり魚類以外の水棲動物なのでした。ヒトデとかウニとかカイメンとか貝とか……特にヤドカリの研究コーナーには力が入ってると感じました。
 もちろん画像の通り魚類の展示もあります。

 そんな商売っ気のない水族館をたっぷり時間かけて見てまわってから、次の目的地すさみ町へ。昼食と買い出しと温泉と水族館が一箇所で済ませられる道の駅すさみです。
 すさみ町ではイノブタを地産品として推しているようで、ここの食堂ではすばらしいオーシャンビューをながめながらイノブタ焼き肉丼をいただきました。



 同じ敷地内にあるエビとカニの水族館は、その名の通りエビとカニに特化した水族館です。アメリカザリガニの色彩変異体がずらりと並んだ展示など、こだわりがすごい。
 また、タッチプールにタカアシガニがいるのが珍しかったです。さすがにハサミはテーピングされていましたが、ほとんど動かないので子供たちには「死んでる?」と思われないかちょっと心配になるくらいでした。

 隣接するホテルの日帰り温泉はこれまた見事なオーシャンビュー。ここまでの汗を流して(実はこのあとテント設営でまた大汗掻くのはわかってるのですが)キャンプ場へ行く途中のスーパーに立ち寄りました。

 で、そのスーパーでアジに付け合わせる野菜と炊き込みご飯にする為の鶏肉、翌朝に食べるパンを買っている時に、大変な忘れ物に思い当たったのでした。
 主食たる米を忘れたのです。あと、アジを捌くのに必要なまな板も。
 幸いスーパーだったので、これらも買うことにしました。

 予約しておいたのは和歌山県すさみ町のCAMP KNOT。山の上の運動公園にある、トップ画像の通り、芝生フリーサイトのキャンプ場です。ミニゴルフなどが併設されていることから、基本的にはファミリー向けだと思いました。実際、土曜泊はファミリーが多かったです。
 ソロ料金が設定されているのがたいへんありがたい。
 受付の時にすごく丁寧にマナーの説明をされていたのが印象的で、そのおかげか、ファミリーが多い割には夜も静かに過ごせて快適でした。

 今回も私のテントはドームテントの前側半分だけをタープの下に入れた小川張り。
 教えてもらった風向きに対応するため、海側にお尻を向ける方向で張りました。景色がよくないと思われるかもしれませんが、実はここ、海が見下ろせるのは駐車場になっているばしょで、フリーサイトの芝生からはあまり見えないのでした。
 焚き火台の手前に三脚で立てているタブレットホルダーは、オンライン飲み会のためのセッティングです。

 翌日は串本まで足を伸ばして串本海中公園と橋杭岩を見に行きました。
 串本海中公園に行ったのは何年ぶりになるでしょう。行ったことは覚えているのですが、何を見たのかはまったく記憶に残っていない状態。

 水族館は小規模なのですが、カメの飼育・繁殖に力を入れているようで、子ガメ専用水槽まであって楽しめました。ここではカメの飼育水槽に産卵場まで備えていて、自前で繁殖しているのです。


 そして串本海中公園といえばこれ! の海中展望塔です。水深6メートルの自然の海底まで螺旋階段を降りていって自然に生きている魚たちの姿を覗き見ることができます。
 内部はまるで潜水艦のような丸窓がずらりと並び、これだけで楽しめます。
 この日は遠くにある台風の影響か波が高くて、もう一つの呼び物である海中観光船には乗れませんでした。残念。

 橋杭岩は拙著『クロノスの檻』の舞台に使った「剣柵岩」の元ネタになったので、本当ならば執筆中にでも一度見に来るべきだったのですが、感染拡大防止の為県境を跨ぐのを避けていて来れていなかったのでした。
 この日も、現地に到着する直前に急に雨が降り出して、この写真を撮る少しの間だけの訪問になってしまいました。
 そんな短い時間でしたが、想像以上に目の前にあって、その規模にびっくり。是非もう一度、ゆっくりと見に来たいと思いました。

 キャンプ場に戻って2泊目の夕食は小エビのケイジャン風炒め物。玉ねぎを中心とした野菜たっぷり。ケイジャンスパイスをいっぱいかけて、白ご飯が進むメニューです。
 この日は翌日が平日ということもあり、キャンプ場の利用は少なめ。しかも半分くらいはソロキャンプの人になっていました。
 設営前にこのくらいの混みくらいならもう少しいい場所にテントを張れたのに……。そうか。フリーサイトに連泊の時は土〜月より金〜日の方が場所取りが有利なのか……と。実はフリーサイト初めての私はこの時知ったのでした。


 画像は撤収前に食べた朝食。野菜載せすぎて固まらない目玉焼きとトースト、スティック2本使ったインスタントコーヒーでした。


 そんなわけで、コロナ禍を避けての1年以上ぶりのキャンプと水族館を満喫した3日間でした。
 和歌山はまだ暖かくてそれほど耐寒装備しなくてもキャンプできる気候ですよ〜。
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| キャンプ/釣り | 04:22 PM | comments (0) | trackback (x) |

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