2024,08,05, Monday
猛暑の日々を避けるため、兵庫県中部の峰山高原にある星降る高原キャンプ場に、お盆前の8月2〜4日の2泊3日で行ってきました。 実は春先に一度予約していたのですが、「スキー場として使っている時にサイトの地面が予想以上に荒れてしまっていて、重機を入れて整備する」と言われてキャンセルになったことがあったキャンプ場にリベンジです。 大阪からだと2時間かかるかかからないか。途中、播但道を降りたところのマックスバリュ神河店で氷と水と食料を買い込んで、ここからはバイク乗りが好みそうな九十九折りの山坂道を30分近く登って、ホテルリラクシアの受付カウンターに到着します。 とりあえずホテルのカウンターでチェックインして行き道やフリーサイトエリアの説明を受けます。お風呂もここにあります。売店で薪と炭は売っていました。 キャンプ場を周回する一方通行の道路は荒れてはいるものの舗装されています。駐車場は未舗装の砂利敷きです。 フリーサイトエリアは冬には初心者用ゲレンデの一番下あたりになるのかな? と思える緩斜面で、全面綺麗な芝サイトでした。 数本の排水用と思しき溝(跨いで通れる程度の細い溝)が走っていますが、メイン通路となる道には橋もかかっています。 平日ですし、クルマを止めた時はまだ誰もいない状態。受付で渡された地図を参考に斜面の上の方でなるたけ平坦な場所を選んで大汗かきながら設営しました。この日のテントはトップ画像の通り、WAQのAlpha TC。タープはタトンカ ターブ2TC。どちらもTCで、今回雨にも降られましたが、Alphaは撥水処理されていて布に染み込むことすらほとんどありません。暑いのでスカート巻き上げていたところに水溜りができていたくらいです。タトンカのタープはTCとしてすごく薄くて風通しがよく、水は染み込みますが染み込むことで繊維が詰まって漏れてくることはありません。そしてすごい速乾性も併せ持ちます。 画像ではテントの前後とも開けっぱなしですが、夜は前面は閉め、背面は薄く隙間を開ける程度まで閉めておきました。 今回初投入のソーラーパネル。災害対応アイテム(災害時にポータブル電源を運用するには必須なので)としては必須ではないかと、先日のamazonプライムデーに購入。今回2泊ということで1泊目の夜に使った電気を補充できたので非常に助かりました。 この日は天気が良すぎで日差しが強く、都市部と違って風は涼しいものの、ひなたでの作業は長時間は避けたいところ。 そんなわけでテントとタープを急いで立てたあとは、休み休み、合計2時間ほどを使ってやっと設営終了。 そして、キャリーカートの上に乗せてテーブルにする天板を忘れてきたことに気づきました。 テーブルが足りないので食材が入ったクーラーはクルマに積みっぱなし。包丁を使う作業はクルマでやることにして、タープ下は煮炊きだけとしました。 1日目の夕食は砂ずりのアヒージョ。 キャリーカートのテーブルがないので、カセットコンロを置くための小さいアルミテーブル一つで全てを賄わなければいけません。 ただ、今回は暑いだろうからと焚き火台もなし。ということは薪もなし。調理用のミニグリルに合わせて着火剤入りの集成炭を持ってきただけ。つまり、いつもは薪を置いているシートの上に調理器具も調味料入れも全部置けたので、ことなきを得ました。 アルミテーブルには折りたたみカセットコンロを設置して2型飯盒でご飯も炊いています。調理後、カセットコンロを片付けて小さいアルミテーブル一つで食事をしました。 1日目の昼間は天気も良く暑いくらいでしたが、風が気持ちよくてテントの中でも快適に過ごせました。夜にはかなり冷え込んでいて、夏用シュラフの厚い方を持ってきてちょうどよかったくらいです。 夕食が終わったら、炭火が燃え尽きるまでバーボンをちびちびやる時間です。 昼間にテントの周囲を歩いていた時、足元を小さなカエル(オタマジャクシからカエルになった直後らしい)が跳ねているのには気がついていたのですが、なにしろ小さいし跳ね続けているしで何のカエルかわかりませんでした。星を見た後、足元を大きめの何かが跳ねていたので照らしてみるとトノサマガエルがいて「ああ、こいつの子供たちか」と納得。「星降る高原」の名に恥じない星空も見ることができました。 続き▽ |
2024,07,09, Tuesday
7月6〜7日に長野県の白樺リゾート池の平ホテルで開催された第62回日本SF大会「やねこんR」に参加してきました。
今回は前日の5日の朝に出発して、諏訪湖に一泊してから現地入りするルートを採用。 このレポートは、ほぼその「現地に到着するまで」のものになります。日本SF大会、会場内のいろんなところでいろんなことが起こっているので、私が見たことだけをもって大会全体のレポートと思われては困るので、そういうことにしました。なにしろ私はほとんどずっとディーラーズルームという同人誌売場に座っているので、大会の他の場所のことはまるでわからないのですから。 5日に大阪を出発といっても、実際に出発したのは朝というよりは未明……感覚的には「4日の深夜」と言っていい時間帯。ですので諏訪に着いたのが「5日の朝」です。 まだ朝とはいえ猛暑にエアコンがないクルマ(故障したあと修理を諦めて撤去)ですから、まず最初に行ったのは上諏訪の「片倉館」という温泉です。 この片倉館、昭和3年に建築された洋風の建物で、国の重要文化財にも指定されていて、アニメ『ゆるキャン△』1期5話のEDでリンちゃんが入った温泉であり、映画『テルマエロマエ2』のロケも行われたというなんかいろんなところですごい温泉。 見た目からすごい洋館みたいな建物が温泉浴場だとは、びっくりです。 湯船は「千人風呂」とも呼ばれる広い立ち湯(立った状態で胸の上くらいまでお湯があります)で、外周が3段の階段状になっていて、1段目に腰掛けると顎まで、2段目に腰掛けると半身浴……くらいの深さ。正直「千人」というのはかなりオーバーで、実際にはぎゅうぎゅう詰めで二百人くらいかと思いましたが。 それよりなにより、『テルマエロマエ』のロケに使われたというのが納得できる内装は一見の価値ありです。 汗を流してゆっくりお湯に使った後は、2階の休憩所でのんびり休憩しました。 続き▽
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| 研究(聖地巡礼&電子書籍) | 11:25 PM | comments (0) | trackback (x) | |
2024,05,29, Wednesday
他の水族館の例に漏れず、海遊館も生態系の維持のためにいろんな仕事をしているわけですが、その一環として大阪湾のスナメリ(小型の鯨類)の生息調査を行うにあたり、一般参加を募集しているというのを公式サイトで見つけまして、参加してきました。 当日は朝に集合、1時間ほど海遊館内で大阪湾とスナメリについてのレクチャーを受け、乗船。関西空港の周囲をメインにスナメリを探し、14時ごろに海遊館で解散。というスケジュールです。 気温は陸上ならすでに半袖でも十分な時期ですが、海の上は気温が低いし風が吹くこともあるので長袖・上着も持参するように連絡がありました。私は雨具と兼用のレインスーツを上だけバッグの中に突っ込んで行きました。 他に用意したのは双眼鏡と偏光サングラス。念の為、集合時間の直前に酔い止めの薬も飲んでおきました。※船が小さいと大阪湾内でもそれなりに揺れることがあるし、大型のフェリーを除けば10年以上乗っていないので、本当に念の為。 レクチャーは大阪湾で行われている生物多様性再生の取り組みの話と、今回の目的であるスナメリを探す時のポイントなど。その後、海遊館のすぐ裏手にある桟橋から船に乗り込みます。 小さい釣船みたいなのが来たらまずいと思って酔い止めの薬まで飲んでいたのですが、用意されていたのは50人は乗れそうな双胴船。考えてみれば一般参加が15人と学生15人、海遊館からのスタッフも数名乗り込むのだから、そんな小さな船が来るわけがなかったのでした。キャビンの上(画像の操縦室のすぐ後ろ)がデッキになっていて、一般参加と学生とが30分交代でそこからスナメリを探します。 出航してすぐ、走る船を避けて逃げる魚がたくさんいることに気が付きます。水面スレスレ、時にはジャンプもする。黒い背中に腹側は白っぽい。魚体の形から、堤防釣りで見慣れたボラだとわかりました。 ボラ、沿岸部に集まる魚だと思っていましたが、大阪湾中にウヨウヨいるんですね。驚きました。 スナメリの目撃は関西空港の周辺で多いということで、30分交代の2回目の捜索に期待しましたが、やはり見えず。通常は目視で広い範囲を探り、怪しいものが見えたら双眼鏡を使うという方法を取っていたのですが、見つかるのは流木やゴミばかり。スナメリは背鰭がなく水上では黒っぽい色なので海面の波と見分けがつきにくいと教わってはいましたが、想像以上に難しかったです。 そうこうしているうちにトビウオがいる海域に入ったようで、何匹か空中を飛ぶ姿を見ることができました。 続き▽ |
2024,05,26, Sunday
今年も「琵琶湖外来魚駆除の日」に参加して、ブルーギル釣りを楽しんできました。 トップ画像は私が釣っていた場所からのパノラマ撮影です。場所は、ちょうど琵琶湖博物館のすぐ外側。琵琶湖に突き出した烏丸半島の先端あたりです。石積みの小さな防波堤が作られている周辺がよく釣れます。 防波堤の石積みから3〜4メートルのところに、水草(下画像の赤丸部分)が群生しているところに、ブルーギルは潜んでいます。ですからこの水草の際に仕掛けを落としたいのですが、この日は風が強くて波もあり非常に釣りにくかったです。水草に仕掛けが引っかかってしまうのです。 仕掛けは延べ竿に針、小さな錘、ウキだけのシンプルなノベウキ仕掛け。餌は大会が用意してくれるのはミミズですが、私は海釣り用の万能エサである青イソメを使っています。 青イソメを使う理由は、私が大阪在住で釣り餌を持って行くなら大阪で売られているものを持って行ってしまうから。ミミズといえど、大阪のものと滋賀県のものでは遺伝子的に違いがあるかも知れず、遺伝子汚染をしてしまう可能性があるからです。(観光客向けのホタル鑑賞会などで遠隔地から持ってこられたホタルによる遺伝子汚染が問題になっています)イソメなら淡水環境に放っても死んでしまうのでその懸念はありません。 風向きによって仕掛けが遠くへ飛ばせるようになった時は、ウキを調整してタナを下げることで大物を狙うことができます。大物といってもブルーギルなので15センチメートルくらいですが。 そのくらいのサイズでも、ブルーギルは引きが強くて延べ竿がかなりしなります。海釣りでいうアジ釣りに似た感じで楽しいですよ。 こちらが受付。琵琶湖博物館駐車場にあるトイレの近くに設営されます。ここで参加費を支払って、参加記念品の缶バッジをもらいます。 もっとも、私は今年も受付開始前から釣り始めていたので、参加費を支払ったのは釣りを終えた後でしたが。そのおかげで、今年も受付横の展示水槽に1匹ブルーギルを提供することができました。 私はブルーギル釣りのみの参加ですが、イベントとしては地引網体験やブラックバス解剖体験など、いろいろ楽しめます。 続き▽ |
2024,05,12, Sunday
5月11日〜12日、兵庫県北部のハチ北にあるグリーンパークハチ北で一泊してきました。 キャンプ場に着く前に立ち寄ったのは、養父市のあゆ公園。ここのニジマスの釣り堀「釣れマスつり場」にてニジマス釣り。事前に調べた時に「ここは釣れなくても4匹持ち帰れるので、釣れなくて食事のネタに困ることがない」とか考えて選んだのですが、完全に杞憂でした。めちゃ簡単に釣れます。ただし、ニジマスは口先に違和感を感じるとすぐに餌を離してしまいますので、針先は餌の中に入れて(一度突き抜けさせて針の出口を明けてから餌の中に隠す)おいた方が釣りやすいです。あ、安心してください。餌は牛脂だと思います。虫エサではありません。 無事ニジマス4尾を確保し、マックスバリュ養父店でそのほかの食料を仕入れ、キャンプ場へ。 クロノスカラーテinハチ北でお世話になっている場所なので道はよく知っているのですが、到着直前にはかなり細い道を通ってグリーンパークハチ北キャンプ場に着くと、GW翌週ということで予約は空いていて「いくつかの予約サイト以外はどこでも構いませんよ」とのこと。今回は管理棟に近くて便利な森の中のサイトBを選びました。(炊事棟もトイレ棟も別にありますが、管理棟の中でも使えます) 続き▽ |
2024,03,10, Sunday
和歌山県串本にあるスペースポート紀伊から、カイロスロケット1号機が打ち上がると聞いて、3月8日から2泊でとれるキャンプ場を探して行ってきました。 宿泊したのはTempleCamp大泰寺という、お寺の中にあるキャンプ場です。串本市ではなくその横の太地町にあるキャンプ場で、かねて行きたかった「太地町立くじらの博物館」にも行けるぞ、ということで喜んで予約しました。 大阪から太地町に行くには、阪和自動車道→紀勢自動車道→国道42号線というルートで、230kmくらいの道のりです。今回は「ロケット打ち上げを見る」という目的が頭の大半を占めてしまったこともあり、釣り道具を持たずに行くことにしたので「早朝に現地着」という条件もなくなり、朝6時ごろに大阪を出発するという旅程としました。 途中、国道42号線に降りたところにある道の駅すさみでは、前回の和歌山キャンプの時に訪れた「すさみ町立エビとカニの水族館」にも立ち寄り、タッチプールでタカアシガニやカブトガニに触れてきました。オオグソクムシもタッチプールにいましたが、ちょっと気持ち悪くて触れなかったです。 ここからの国道42号線沿いには右のような幟や交通渋滞予測がずらりと並んでいる場所があったり、「道の駅くしもと橋杭岩」の土産物売り場にはカイロスロケットグッズコーナーが作られていたりして、地元のロケット観光に対する期待を感じます。 キャンプ場近くの道の駅たいじで昼食。鯨カツ定食をいただきました。 この道の駅たいじにも土産物売り場にいろんなクジラ肉やイルカ肉が売っているのですが、すぐ目の前にクジラ肉・イルカ肉専門のお店があったのでそこで夕食の具材を購入し、さらに検索して道の駅を出る前に近くの太地港の漁協前にあるスーパーで買い物をしてから、キャンプ場に向かいました。 続き▽ |
2024,03,06, Wednesday
鈴鹿サーキットで開催された『鈴鹿平日の宴』というイベントにお手伝いに行ってました。 西コースで数回開催されているBanka Di Suzukaというイベント(クラシックカーメインでセカンドラジアルタイヤ縛りのガチ走行会)の拡大版としてフルコースを使用。普段と違う車両クラスとして、Fomula Libre(FL。日本独自の軽自動車エンジンを使用したフォーミュラカー)、K-4 GP(軽自動車を魔改造した車両)といった通常鈴鹿を走らないクルマたちや、古いF3000やスポーツプロトが参加する走行会です。 午前中は雨のそぼ降るなか入場ゲートで参加者チェック(画像)。この時間帯はまだしょぼしょぼ雨が降っていたので、レインスーツを着ています。 午後はパドック(駐車場)とコース脇(ピット裏)を移動する車両の交通整理をやってました。 参加車両はバリエーションに富んでいたのですが、特に厳選した5台を。以下の画像は業務外時間・休憩時間に撮影したものです。 続き▽ |
2023,11,03, Friday
今年の二月の終わりに行った、自宅から車で20分ほどの緑地公園にあるプールで釣り堀……いわゆるプールトラウトが今シーズンも開業したので行ってきました。 自分のタックルで釣れるルアーやフライもありますが、私は今回も実質手ぶらで行ける餌釣りです。トップ画像はルアー釣りのプールを撮影したものです。 料金は2時間3000円で、上の画像の通り竿と仕掛け、エサ(牛脂)、手網とスカリを受け取ってエサ釣りエリアの好きな場所を陣取ります。スカリの紐を引っ掛けるためのコンクリートブロックはプールサイドに置いてあります。 エサ釣りエリアは受付側から奥に行くに従って深くなる子供用プールなので、一番深い奥に座り込みました。混んでいるときはどうかわかりませんが、水面を網で仕切ってあるので、他の人がいる区切りには入らないように暗黙の了解ができているようです。 2月にきたときはこの深いエリアだと藻が繁殖してプールの底は見えないくらいになっていましたが、今回はまだ開業してすぐなので魚がいることが目で確認できる状態です。 仕掛けはウキとオモリと針だけのシンプルなものなので、針先に餌の牛脂を刺して、魚の目の前に落としてかかるのを待つだけ。餌は牛脂なので虫餌が苦手な人も安心かと。 ただ、この日は11月とは思えない暖かさで、魚の活性が高くありません。匂いは気になるようで近くまでは来るのですが、なかなか餌を咥えてくれない状況が続きました。 1時間ほど経過した頃、やっと1匹目が釣れました。 ちょうど釣り堀の巡回スタッフさんが近くにいたので、「今日は食いが渋いですね」と話しかけると、やっぱり水温のせいじゃないかという応えでした。 この話しかけたのがよかったのか、その後しばらくして5匹くらい放流してくれて、そこから一気に魚の活性が上がります。 結局、1時間40分くらいで持ち帰りできる5尾になり、納竿。リリースする前提なら時間いっぱいまで釣り続けることはできるのですが、針を吸い込んでしまうことが多くて外すのに時間がかかりリリースできなくなる可能性が高いので、それはやめておきました。 お子様にはライフジャケットも無料で貸してくれるので、餌釣りエリアは家族連れが多かったです。もう少し冷え込んだら魚の活性も上がるはずなので、小学生くらいのお子様には楽しめるでしょう。 自宅に戻って内臓を取り出し、一旦冷蔵庫に入れて夕食に炊き込みご飯を作りました。レシピはマンガ『スローループ 5』で紹介されているものを参考にしました。 ニジマスはあらかじめ皮目に焦げ目が付くまでバターで炒めておきます。 続き▽ |