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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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峰山高原リゾート 真夏のキャンプ
峰山高原キャンプ・テント外観
 猛暑の日々を避けるため、兵庫県中部の峰山高原にある星降る高原キャンプ場に、お盆前の8月2〜4日の2泊3日で行ってきました。
 実は春先に一度予約していたのですが、「スキー場として使っている時にサイトの地面が予想以上に荒れてしまっていて、重機を入れて整備する」と言われてキャンセルになったことがあったキャンプ場にリベンジです。
 大阪からだと2時間かかるかかからないか。途中、播但道を降りたところのマックスバリュ神河店で氷と水と食料を買い込んで、ここからはバイク乗りが好みそうな九十九折りの山坂道を30分近く登って、ホテルリラクシアの受付カウンターに到着します。
 とりあえずホテルのカウンターでチェックインして行き道やフリーサイトエリアの説明を受けます。お風呂もここにあります。売店で薪と炭は売っていました。
 キャンプ場を周回する一方通行の道路は荒れてはいるものの舗装されています。駐車場は未舗装の砂利敷きです。
 フリーサイトエリアは冬には初心者用ゲレンデの一番下あたりになるのかな? と思える緩斜面で、全面綺麗な芝サイトでした。
 数本の排水用と思しき溝(跨いで通れる程度の細い溝)が走っていますが、メイン通路となる道には橋もかかっています。

 平日ですし、クルマを止めた時はまだ誰もいない状態。受付で渡された地図を参考に斜面の上の方でなるたけ平坦な場所を選んで大汗かきながら設営しました。この日のテントはトップ画像の通り、WAQのAlpha TC。タープはタトンカ ターブ2TC。どちらもTCで、今回雨にも降られましたが、Alphaは撥水処理されていて布に染み込むことすらほとんどありません。暑いのでスカート巻き上げていたところに水溜りができていたくらいです。タトンカのタープはTCとしてすごく薄くて風通しがよく、水は染み込みますが染み込むことで繊維が詰まって漏れてくることはありません。そしてすごい速乾性も併せ持ちます。
 画像ではテントの前後とも開けっぱなしですが、夜は前面は閉め、背面は薄く隙間を開ける程度まで閉めておきました。
峰山高原キャンプ・テント背面/太陽電池パネル
 今回初投入のソーラーパネル。災害対応アイテム(災害時にポータブル電源を運用するには必須なので)としては必須ではないかと、先日のamazonプライムデーに購入。今回2泊ということで1泊目の夜に使った電気を補充できたので非常に助かりました。
 この日は天気が良すぎで日差しが強く、都市部と違って風は涼しいものの、ひなたでの作業は長時間は避けたいところ。
 そんなわけでテントとタープを急いで立てたあとは、休み休み、合計2時間ほどを使ってやっと設営終了。
 そして、キャリーカートの上に乗せてテーブルにする天板を忘れてきたことに気づきました。
 テーブルが足りないので食材が入ったクーラーはクルマに積みっぱなし。包丁を使う作業はクルマでやることにして、タープ下は煮炊きだけとしました。
1日目夕食・砂ずりのアヒージョ
1日目夕食・テーブル 1日目の夕食は砂ずりのアヒージョ。
 キャリーカートのテーブルがないので、カセットコンロを置くための小さいアルミテーブル一つで全てを賄わなければいけません。
 ただ、今回は暑いだろうからと焚き火台もなし。ということは薪もなし。調理用のミニグリルに合わせて着火剤入りの集成炭を持ってきただけ。つまり、いつもは薪を置いているシートの上に調理器具も調味料入れも全部置けたので、ことなきを得ました。
 アルミテーブルには折りたたみカセットコンロを設置して2型飯盒でご飯も炊いています。調理後、カセットコンロを片付けて小さいアルミテーブル一つで食事をしました。

峰山高原キャンプ・トノサマガエル 1日目の昼間は天気も良く暑いくらいでしたが、風が気持ちよくてテントの中でも快適に過ごせました。夜にはかなり冷え込んでいて、夏用シュラフの厚い方を持ってきてちょうどよかったくらいです。
 夕食が終わったら、炭火が燃え尽きるまでバーボンをちびちびやる時間です。
 昼間にテントの周囲を歩いていた時、足元を小さなカエル(オタマジャクシからカエルになった直後らしい)が跳ねているのには気がついていたのですが、なにしろ小さいし跳ね続けているしで何のカエルかわかりませんでした。星を見た後、足元を大きめの何かが跳ねていたので照らしてみるとトノサマガエルがいて「ああ、こいつの子供たちか」と納得。「星降る高原」の名に恥じない星空も見ることができました。



2日目朝食・キノコとトマトのペペロンチーノ 2日目は雲がおおくて日差しが和らいだのはよかったのですが、風がなくて1日目よりも暑い感じ。7時ごろに一度目が覚めたのですが、連泊の気安さでそのまま二度寝してテントから出たのは11時過ぎでした。
 2日目の朝食兼昼食は昨夜のアヒージョの残りオリーブオイルを使ってキノコとトマトのペペロンチーノ。
 このアヒージョに使うオリーブオイルを取っておくために、蓋ができるタイプの缶コーヒーを買って缶をとっておいたのです。

 昨日は平日だったので空いていたフリーサイトエリアも、そこそこの数のグループで埋まっています。
 昼過ぎに食料と氷を買い足すために片道30分かけてスーパーまで行き、帰ってきてからフリーサイトに戻る前にホテルでお風呂に入っていたのですが、その1時間半ほどの間に2回もスコールのような大雨があったようです。
 あわててソーラーパネルをチェックしましたが、防水機能はあるので特に問題なし。充電していたポタ電も満充電になっていました。
 雨のおかげで気温は少し下がりましたが、湿度がすごいことに。テントの前後を開けてインナーテントの中でコットに寝っ転がって少し休憩してから、のんびり夕食の用意をはじめました。
2日目夕食・牛とじ鍋
 2日目の夕食は牛とじ鍋。スーパーに一人分にちょうどいい量の牛細切れ肉が売られていたので。
 その日の夜はものすごくガスっていて、ていうか雲の中にいるみたいな感じでLEDの光に水の粒が映って見えました。雨が降った時は冷え込むんじゃないかと思いましたが、無風で湿度が高かったので、涼しさは感じませんでした。
 そして3日目の朝。5時ごろに激しくテントを叩く雨音に叩き起こされます。
(うわ〜。これは乾燥撤収できないんじゃないか)
 そう思ったのですが、やはりスコールだったようで1時間ほどでピタリと止み、朝には雲も薄くなってギリギリ乾燥撤収できそうな気配が感じ取れました。
 朝食にしようとクルマのリヤハッチを開けて金曜に買った食パンを探したのですが、なんと水と氷を詰め込んだクーラーボックスの下敷きになってペシャンコに。とても食べられる感じではなかったので、朝食は諦めてゆるゆると撤収を始め、10時すぎにどうにか乾燥撤収することができました。
峰山高原キャンプ・撤収後の最終チェック
 テントもすべてクルマに積み込んだ後、椅子だけを残して炭酸飲料を飲みながら忘れ物・落とし物がないかサイトを見回すのが習慣です。

 峰山高原星降る高原キャンプ場、特に夏場にはいいキャンプ場でした。料金も安いし、ホテル併設なので設備も整っていてお風呂(有料)にも入れます。
 二日目はグループキャンプが多かったのでマナーを心配したのですが、10時過ぎにはすっかり静かになって快適に過ごせました。
 水捌けもよく、何度かスコール級の雨にあっても芝生サイトには水溜り一つできません。(砂利敷きの駐車場にはいくつかできていました)
 欠点は、最寄りのスーパーまで30分かかるという不便さ。
 連泊するなら連泊分の食料を買い込んで行った方がよかったかも……と思いました。
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| キャンプ/釣り | 02:15 PM | comments (0) | trackback (x) |

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