2010,08,08, Sunday
2010年の日本SF大会は、久しぶりの東京開催ということもあって、大変な盛況となりました。会場のキャパシティの関係で来られなかった方も多いと聞いています。
そんな大会でも、私はディーラーズルームでず〜っと座っていたのでしたけど(笑) そのディーラーズルームと併設のイベントとして、加藤直之さんのライブペインティング『パワードスーツ』が開催されていたのは、大変な眼福でした。 下の動画は、そのライブペインティングの様子をコマ録りで撮影したもの。二日間の作業が約4分で見ることが出来るというものです。是非。 この『パワードスーツ』はロバート・A・ハインライン著 矢野徹さん訳の『宇宙の戦士』(早川書房刊)のイラストとしてデザインされた物であることは、SF者ならば誰でも知っていることなのでした。 実はこの撮影用のカメラのすぐ右横に、実物大で制作された同じパワードスーツが展示されていました。 わたしはそのパワードスーツの遙か末の子孫とも言えるホビーロボット「らんち坊」(タミやん2号。タミやんは改造作業中で動かせなかったもので)を持って行っていたので、一緒に記念撮影してきました。 この画像はiPhoneで撮影したものですが、あまりに大きさが違うために私自身は床に寝そべって、右手でらんち坊を持ち、左手でiPhoneを操作して撮影しました。 もちろんSF大会ですから面白そうないろんな企画が多くの会議室で行われていたのですが、わたしはいつも基本的にディーラーズルームに座っています。なのでいつも私のレポートは簡単にしか書けないのですが、二日目には、少しだけ企画を観に行きました。その様子は▽続きの下で。 その企画とは『クトゥルーの御代』と題されたパネルディスカッションで、ゲストのお三方(朱鷺田祐介さん、竹岡啓さん、森瀬繚さん)が海外・国内とわず広がり続けるクトゥルー関連作品の最新動向を報告してくれるというもの。 ちょうど9月末発売の新熊昇さんとの共著『 その新熊さんと私の本だけでなく、だいたい年内に刊行予定の(何年も「年内に」と言われているものも含めて)国内でのクトゥルー関連書籍の出版物情報が、いろいろ聞けて面白かったのでした。ていうか本当にあんなにいっぱい出るのか? ディーラーズルームから見る今回のSF大会は「本当にゲストが多いなあ」でした。 東京開催ということもあって、首都圏にお住まいの「今まで興味はあったけどわざわざ出かけて参加するほど時間がなかった」プロのクリエイターさんたちが、ちょっとフラッと見に来ておられたような印象。もし楽しんでいただけたのでしたら、来年の第50回日本SF大会ドンブラコンLも、東京駅から1時間少しで行ける場所での開催ですので、来ていただけるといいなあと思います。 TOKON10オフィシャルサイト |
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